民話を娘にどう読み聞かせていくか、私にはまだよくわかっていません。
特に外国ものの場合、その民族の背負っている長い歴史を考えてしまい、しり込みしてしまいます。「シナの5にんのきょうだい」も、まだ手に取っていません。
そんな中、娘が自分で図書館にリクエストを出して借りてきたのがこの本でした。
王様が考え出すさまざまな暴力は、おそらく過去には実際に行われてきたことでしょうし、そうして抑圧されてきた少数民族の、解放への願いが、このようなスーパーヒーロー的兄弟を生み出してきたのでしょう。
…とはいえ、お話そのものはスリリングで、同じパターンの繰り返しの中で、娘は自分からストーリー展開に関わっていきました。
そろそろ、買ったまましまってある、モンゴル民話「スーホの白い馬」を出してこようかなと思いました。