絵がとてもかわいくて優しい色合いなのに、はっきりとしていて6ヶ月の娘も見やすいようでした。
前半はポルカさんのドーナツ作り。
音の響きも心地よく、「こねこね」「さらさら」繰り返しのリズムで娘もニコニコ。読むのも楽しいです。
ドーナツができるところを窓から覗いてる方々がとても微笑ましいなと思ったら……次のページでなんとお手伝い!思わず、いいなあ、と呟いてしまいました。お手伝いする子達の中に、車椅子の少女も描かれているのが素敵です。
お手伝い中、ちょっとしたハプニングもあり…思わず笑っちゃいます。ドーナツのいい香りやお砂糖のフワフワが今にも絵本から飛び出てきそう。
お手伝い後、皆で食べていると手紙が届きます。
怪物が住んでいるという、「あなもりやま」にドーナツを100個届けるように、との内容。
でもみんな一緒だから怖くない?すこーし怖い気持ちを抱きながらドーナツを作りますが、チョコペンシルで模様を書くうちになんだか楽しくなります。
そして皆で届けるのですが、これまたカワイイ結末。
0歳の娘も音のリズムと絵で楽しめますが、きちんと手を洗うことや自然とお手伝いをしたくなる内容は対象年齢の子にぴったりで、何年も読み聞かせられると思います。
こちらはカルピスさんが制作に協力された絵本なんですね。初めてカルピス絵本を読みましたが、内容も絵も文章も本当に素敵です。色合いがなんとなくカルピスっぽい?のはカルピス絵本だからですね!
読み終わったあとはどこか気持ちがほっこりあたたかくなるのが、春の季節と同調してとても良い読後感。そしてちょっとした空腹感でおやつが食べたくなります。笑
春になったら絶対に読みたい一冊です。