はるの ごほうび」 みんなの声

はるの ごほうび 作:内田 麟太郎
絵:村上 康成
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2018年03月
ISBN:9784790253556
評価スコア 4.4
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  • 力がぬける

    かわいい表紙にひかれて読んでみました。絵も文も、のんびり、ほっこり。はるのごほうび、…なるほど、本当にそうだな、と共感しました。そして、春風にふかれると、この絵本を思い出します。力がぬけて、楽になるような、楽しい絵本だと思いました。

    投稿日:2023/04/05

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  • 「春はあけぼの。」
     有名な清少納言の『枕草紙』の書き出しです。古典で習いました。
     続く「やうやう白くなりゆく、」あたりまで覚えている人もいると思います。
     一方、こちらは漢詩。
     「春眠暁を覚えず」、孟浩然の作。漢文の授業で習いました。
     清少納言は早起きで、孟浩然は気持ちよくてなかなか起きられなかったようです。
     いずれにしても、春は気持ちのいいものです。

     ブタが空に浮かんでいても、ネコが浮かんでいても、カエルもタヌキも、クマだって浮かんでいても、ちっともおかしくない。
     だって、春ですもの。
     内田麟太郎さん作のこの絵本には、春の気分が満載です。
     なんといっても、村上康成さんの、ほんわかした絵がいい。
     ページを開くだけで、春がこぼれてきそう。
     早起きしようが、いつまでも起きられなくても、町に出てみると、誰でも空に浮かびそう。
     でも、どうしてみんな空に浮かぶことができたのでしょう。
     その答えを、こいのぼりが教えてくれました。
     はるかぜをおなかいっぱい吸い込むのだとか。

     「だれだって もらえる はるの ごほうびです。」

     外出もままならない、コロナ禍の時代。
     せめて絵本をひろげて、はるかぜをいっぱい吸い込んで、空に浮かんでみたいもの。
     誰でももらえるごほうびなのですから。

    投稿日:2021/03/20

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  • はるのそらに

    はるのそらに、
    ぶたさんが、ねこさんが、かえるさんが、たぬきさんが、くまさんが、みんなみんな浮かんでいます。
    でも、牛さんだけが空に浮かべないので、こいのぼりに聞いてみました。
    さて、そのわけは?
    ふわふわと空に浮かんでいる姿がかわいらしく、とても気持ちよさそうです。
    早くこんな暖かい日がきてほしいですね。

    投稿日:2021/02/08

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  • 柔らかい雰囲気と優しい日本語。
    とても素敵な雰囲気をもつ絵本です。
    こいのぼりが出てきますが、がっつり『由来』とか『端午の節句とは』のような感じではなく、こどもを包み込む親の温かさを感じられるような絵本でした。
    ゆったりした空気の中で穏やかな気持ちになり自分へのごほうびになりました。

    投稿日:2020/04/25

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