「かやねずみのちゅるり」 みんなの声

絵がとてもきれいです。
かわいいかやねずみが、上手に葉っぱを割き、からませながら、丸い巣を作る場面も細かな描写がありますし、月明りに照らされたススキの生えている土手や、朝露が光る引っ越しの場面など、やわらかいタッチで全体がとても丁寧に描かれています。
かやねずみの子どもたちが、イタチに襲われないかとハラハラする展開もあり、ストーリーに起伏があって楽しめます。
最後は無事に引っ越しを終え、穏やかな気持ちで終われるお話です。

小さな生き物にも生活があること、たくましく自然界で生きていることを知ることができる一冊です。小さな生き物に惹かれる幼少期にぜひ読んであげてほしいです。母親の子を想う優しさ、強さ、たくましさ、厳しい自然の中で生き抜く力強さが小さな生き物にもあることを教えてくれます。

ちゅるりの５匹の赤ちゃんがとても可愛い！ちゅるりは、とても器用にお家を作っていくので感心しました。丸い形の巣は丈夫そうだし、住み心地が良さそうです。ぱぴがとても面倒見がいいし、親切で思いやりがあるし、恐ろしいいたちから子供たちを救ってくれてちゅるりは本当にパピに感謝していると思いました。パピは頼り甲斐があって親友だと思いました。とにかく子供たちが無事でよかったと思いました。ぱぴはこれからも子供たちが大きくなるのを見守って子供たちの成長を愉しみにしていると思いました。やっぱり人の役にたつのは生き甲斐だと思いました。

　かやの葉っぱで巣作りをするかやねずみのお話。
表紙には、小さなかやの巣から顔をのぞかせている五匹の可愛いかやねずみの赤ちゃん。
　
　ちゅるりは、もうすぐ生まれる赤ちゃんのために、特別丈夫な巣をつくりました。
かやの葉っぱを裂いて細く細くして、それを絡ませて、丸い形を作ります。
すすきの穂を敷いて、ふかふかにして・・・・。

やがて、五匹のちっちゃな赤ちゃんが誕生しました。
お友達のひばりのぴぱもやってきて、喜んでくれます。

ところが、ある日、大きな嵐がやってきて、草も花も、ちゅるりの巣も、なぎ倒されてしまいます。
そこで、引越しをする事になりますが・・・・・・・。

ちいさなかやねずみ達が可愛く描かれています。
嵐におそわれたり、いたちに狙われる場面は迫力があります。
ちいさくて弱い動物が精一杯生きている姿が心に残ります。