ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

  • かわいい
  • ギフト

フレデリック」 みんなの声

フレデリック 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1969年
ISBN:9784769020028
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,427
みんなの声 総数 113
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

113件見つかりました

  • じぶんだけのもの

    • ぶんぶんぷんさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子 14歳、男の子 11歳

    子どもの頃に自分で読み、子どもが生まれて子ども達にも何度も読み・・また最近自分で読むために手にとりました。自分の思春期の頃はフレデリックに自分を投影して読み、「親が自分のことをわかってくれない」もやもやや、「友達にはわかってもらえなくても、個性だから大切にしなければ」というその年代特有の自己愛・・複雑な気持ちもこの絵本はしっかりとそばにいて優しく励ましてくれたように思います。
    母となったこの頃は、自分の分身でありながら理解しがたい部分も持つ子どもの気持ちをわかってやれているか悩める、そんな時にフレデリックに会いにいきます。孤高の詩人のようなフレデリックの言葉、仲間たち。読むたびに、どんな自分でも許される深い愛情を感じて、また元気になれるのです。

    投稿日:2011/12/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • さまざまなとらえ方

    冬を迎えるにあたり、十分な備えをする のねずみたち。
    蟻とキリギリスの『蟻』です。
    一方、フレデリックは、働かず、ぼーっとする毎日。
    かなり、ずるいなぁ・・・という印象はあります。
    自分が、のねずみ達なら「手伝ってよ!」のひと言くらいは、言うでしょう。

    そして、いよいよ冬到来。
    最初は、のねずみたちは、ぬくぬく。
    けれど、昼も夜も働いて備えたはずのものは、春を待たずに
    やがて底をつきます。
    そして、フレデリックがしたこと。
    きっとこれは、『弁が立つ』ということなのでしょう。
    だから、とらえ方によれば、「なんだ、やっぱりずるい」。

    でも、
    フレデリックは、確かに『ひかり』と『いろ』と『ことば』を
    他ののねずみ達に与えることができました。
    それは、フレデリック自身も意外なことだったかもしれません。

    もしかすると、この出来事によりフレデリックは、
    大きく変わったかも知れません。
    このお話をどうとらえるかは、わたし達次第。
    ただ、あの時、フレデリックが皆とおなじであれば、
    きっと、のねずみ達は、寒さで凍えてしまっただろうなと思いました。

    投稿日:2011/12/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • いろいろ考えてしまうけれど、

    大人はついつい深読みして、
    怠けることを肯定しているのでは?とか
    個性が大事だと教えているとか
    いろいろ考えてしまうけれど、
    子どもたちは、素直に
    「フレデリックはちょっと変わっているけれど、
    いいところもあるんだな。すごいな」
    と感じている様子。
    それでいいのかなと思います。

    私も一緒に、
    素敵な色使いや、
    ねずみたちのかわいいしぐさ、
    フレデリックの詩を楽しみたいと思います。

    投稿日:2011/12/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 人それぞれ

    初めて絵本を読んだ時に、「ありときりぎりす」の逆バージョンだなっと思いました。

    「ありときりぎりす」は遊んでばかりいるきりぎりすが悪いというような話ですが、フレデリックは、食べるために働く事以外にも価値がある事があるという事を表現されているのかなと思いました。

    子育てをしていると「ありときりぎりす」的な事を子供に求めてしまいがちだけれど、フレデリックのような、周りからみたら良い事と思えない事でも、視点を変えれば大事な事があるという事を気付かされました。

    親子でじっくり読んでいきたい絵本です。

    投稿日:2011/12/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 芸術も必要

    私は、冬に備えて食料をためこむようなタイプの人間です。
    でも、食料だけでいいのでしょうか?
    この本を読んで、そんなことを考えました。
    芸術のようなものは、生活するうえであまり必要だとは考えられていないでしょう。
    しかし、芸術がなければ何と味気ないことか・・・

    このサイトを愛用している皆さんならば、わかりますよね。
    絵本がなくても生きていける。でも、本当にそれでいいのか?
    やっぱり、芸術も絵本も必要なのだと思います。

    投稿日:2011/12/03

    参考になりました
    感謝
    0
  • みんなが冬の巣ごもりのしたくをしているのに、「今はおひさまの光を集めてる」「言葉を集めてる」といつも何もしないねずみのフレデリック。冬になってえさが尽きたとき、みんなにリクエストされてフレデリックは言葉をつむぎ始める。

    前半は「アリとキリギリス」っぽくて、フレデリックは役に立たないのかも、と思いながら読みましたが、ラストでやっと役に立ち、読者ながら、ちょっと安心。もしこれで困ったときに何もしないとただの怠け者ですから。ほかのねずみたちに非難されずに済んでよかった、、、。

    意外な展開で、子供にも面白かったようです。

    投稿日:2011/12/04

    参考になりました
    感謝
    0
  • 難しい・・・

    5歳の息子はちんぷんかんぷん、って感じでした。
    「ご飯なくなったんだよねぇ。何で温かくなったの?」
    私も息子も理屈っぽいタイプ。
    うまく説明ができなくて、息子も
    「まぁ、幸せになったからよかった?かな…」って感じの反応でした。

    私自身、フレデリックのことを認められない気がします。
    こんなこと、許せますか?という私への挑戦?
    子供のほうがすんなり受け入れられるのかなぁ?

    やっぱり難しい。そう感じました。

    投稿日:2011/12/02

    参考になりました
    感謝
    0
  • 見えないものの色彩

    自分が小学生のときに、ふと本棚にあったものを読みました。
    母親がピアノ講師をしていたせいか、「蟻とキリギリス」のお話が私にはどこか不満で納得できていなかったのが、この本を読んで救われた気がしました。
    何も無くなった穴の中で、フレデリックが語る内容を、ほかのネズミと一緒になって聞いている気がして、とても幸せになりました。
    挿絵もぼんやりしか覚えていないのに、あたたかな陽だまりの感触をタイトルを聞いただけで思い出すことができます。
    書かれている文字だけでなく、書かれていないことまでイマジネーションをひろげることができる、ことばの力を今になって思います。

    投稿日:2011/12/05

    参考になりました
    感謝
    0
  • 「みんなと同じじゃなくていいんだ!」ということをフレデリックが教えてくれます。一人ぼんやりしてるように見える子もちゃんと考えてることがあるんだよというメッセージと共に、自分のことも認めてあげようという気分になりました。自信のないときに読むのもよいのでは?とてもかわいいフレデリックに癒されます。

    投稿日:2011/12/03

    参考になりました
    感謝
    0
  • フレデリックって、、、

     もっと前にこの絵本を読んだら、たぶん
     「フレデリックって、なんだかなー」と、
    否定的に見ていたと思います。
     でも最近、「社会にはフレデリックのような存在が必要」なんだ、
    ということを知りました。それで、世の中がうまくいくらしいのです、、、。
     私は、ちょっと「うーん?」という感じですが。

     「アリとキリギリス」を、ひとひねりさせたようなお話です。
     読む人によって、つっこみどころが、いろいろわかれそうですね。そんなところが魅力なのかな、と思います。

     お話は深いのですが、絵は明るくほのぼのしています。 
     このギャップも楽しいです。

     

    投稿日:2011/11/29

    参考になりました
    感謝
    0

113件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

全ページためしよみ
年齢別絵本セット