こちらも「ぐりとぐら」でおなじみのコンビの作品です。
三つの“みちこちゃん”は、たんぽぽようちえんい入りたくてたまりません。たくさんの子どもがいるのに、どうして自分だけが入れないのか、“ちいさいみちこちゃん”には分からないのです。
みちこちゃんのお姉ちゃんは、「ようちえんからかえったらあそんであげる。」と言いますが、それでも納得しません。そこでみちこちゃんは、家へ帰って、自分の友だちであるたくさんのぬいぐるみを乳母車に乗せて、再び幼稚園に戻ってきます。
三つは、ずいぶん大きくなったようだけれど、やっぱりまだまだ赤ちゃんみたいなもの。自分の意志を、ひたすら押し通そうとします。そんなみちこちゃんが、2歳の我が子と重なって見えて、なんともほほえましい物語です。
小さい子は、自分と歳が近い子や、ちょっと年上のお兄ちゃんお姉ちゃんが大好き。なんとか幼稚園に入ることが出来たみちこちゃんが、楽しく遊んでいる様子は、娘にも伝わったらしく熱心に聞き入っていました。
幼稚園に行きたい、と言い出した子や、友だちと遊ぶのが大好きな子にオススメしたい絵本です。