シンデレラに似た昔話は日本にもあります。
落とすのは足袋ですし、助けてくれるのはお坊さんです。
足袋が足にぴったり合ったあとも、継母がごねて、歌の読み比べで決めます。
いかにも日本らしいです。
このおはなしも、中国らしさがうかがえます。
助けてくれる牛やカササギは身近な存在です。
仕事をまるごと引き受けるのではなく、知恵を教えます。
めでたく結婚した後も、すんなりと幸せになるのではなく、苦難が続きます。
花嫁に成りすます意地悪な女は、グリムや北欧の昔話にもよく出てきます。
このおはなしが、影響をあたえたのかもしれませんね。
小野さんの絵がおはなしにぴったりです。
料理の器の絵が素敵です。
色々な国のシンデレラを読み比べると、その国の民族性が分かるようです。