「うーこのてがみ 水曜日郵便局」 みんなの声

お手紙がテーマの物語といえば、やりとりがどんな風になっていくのかが楽しみなものです。

この絵本にはいろいろな”気づき”がつまっていました。お手紙を書くこと自体がとても大切なことだったんですね。

周りの人やものがだんだん見えるようになってきたお子さんや、反対に、ありふれた景色に慣れてしまった大人におすすめしたい一冊です。

水曜日だけのお手紙交換。何もなくて退屈だと思っていた野原が、とてもきれいな場所に変わっていきます。空、海、ひばがかえったこと、何でもない日常が人と関わることでキラキラとした素敵な風景にかわる。こういうことって、けっこうあるけど子どもにはまだ分からない。そんな素敵なことを伝えてくれる絵本でした。

お手紙なんてもう何年ももらうことが無くなったきがします。最近はネットやスマホなどでメッセージがすぐに送れるので手紙を書く機会がずいぶん減りました。でも、こうやって手紙をもらうと嬉しいですよね。お手紙をもらう嬉しさ、手紙を書く楽しさを子供たちにも覚えておいてほしいと思いました。また、人によって気づかされることって結構ありますよね。この絵本は、何気ない日常を誰かによって退屈ではない幸せな気持ちになれる、そんな素敵な内容でした。子供たちにも何かしら伝わってくれると思います。

私は昔、よく文通をしたものです。だからこの本はひじょうに関心がありました。これはとても楽しくて、奥深いお話です。私はこの本を読んでいると、何人かの女性と文通をしていた日々が甦って、胸が熱くなりました。文通によって、様々な出会いがあり、そのことが人生に大きな影響を与えることを私は実感しています。それだけにこの本もひじょうに共感できるところがありました。

週に一度だけ開く郵便局、週に一日だけとどく郵便、その水曜日にうーこさんの心が集約されています。
その週一日の文通のために、毎日が新鮮になり、自分の生活が生き生きとしてきました。
このアナログ感覚って、とても濃密ですね。
同じ郵便局を利用していたという、うーたさんとうーこさんの出会いもロマンチックでした。

全ページ試し読みで読みました。

うーこさんは、うーたくんに手紙を書いているうちに、退屈だと

思っていた野原が素敵だったことに気が付いていきました。

絵も色彩が綺麗で、春・夏・秋・冬と素敵に季節が描かれていま

した。手紙って、いいなあって思いました。中学校の時に、文通相

手があって、恋する思いをしたなあと思いました。

　手紙って、いいですね。
お互い一生懸命に、小さなステキを伝えあおうとしていて、
読む人、聞く人、見る人の心を洗ってくれるような気がします。

　水曜日だけ届く手紙です。
返事を重ねるたび、教えてあげたいことがどんどん増えてきて、
最後には溢れるほどのステキが、待っています。

　小さな入江と岬の郵便局を舞台に、豊かな四季が彩られます。
うーことうーたの、仲良しぶりがほのぼのと描かれます。
アミイゴ画伯の構成が素晴らしい。

感謝。

優しさあふれる、素敵な絵本だな、と読み終わって思いました。うーこが、うーたの手紙で身近にある素敵なことに気づけたように、この絵本が素敵ななにかに気づける誰かのきっかけになるんだろうなあ、と思いました。あわい色合いの絵もかわいくて素敵でした。

うーこちゃんは　お手紙に書いてみようと思うことで
周りの景色や、季節の移り変わりに気がつくようになったのですね。何もないと思っていたのに、季節が移り変わる中で、発見することがいっぱいありました。
誰かに何かを伝えたいなど、目的を持つって楽しい事ですね。
やさしい色合いで描かれた絵本に、心が温かくなります。

水曜日の郵便局、面白い発想の郵便局なので絵本を手に取りました。
てがみの楽しいところは何度も何度も読み返せる事ですね。
手紙を読み返してあしもとにある小さなお花のことを考えさせてくれたり、いろんな想像をして楽しむこともできますね。

気持ちが豊かになる絵本だと感じました。