灰谷 健次郎さんの文と村上 康成さんの絵。
ベストマッチの絵本です。
小学校1年の次男が、コバンザメって何って聞いてきたので借りたのが、この絵本です。
物語は、クジラがコバンザメに、もっと世間を知らなくちゃと発言したので、コバンザメが世間を探しに出かけるところから始まります。
世間というのは、おれ以外の友達のことというクジラの定義が素敵ですよね。
コバンザメはいろんな世間と出会い、ほんの短い時間ですが大きな成長を遂げるのです。
登場するさかなが、ユニークなのでとても楽しめるし、かなり生物の勉強にもなると思います。
子供は、いろんな友達と仲良くしないといけないと思ったようで、真剣に聞いていました。
灰谷さんの文章は、やはり読み易いので、読み聞かせに丁度良い絵本だとお思います。
対象は、小学校1・2年くらいまでとのことですが、自分で読むならもう少し上の学年でも良いでしょう。