どろんこハリーの作者、マーガレット・ブロイ・グレアムさんの作品です。
表紙を見て「ハリーにこんなシリーズあったっけな?ハリーってこんな色の犬だっけ?」
などと思ったくらい、
キャラ設定等々、やっぱりハリーを彷彿とさせます。
でもベンジーのほうがハリーよりもうちょっと幼い感じもします。
娘は「自分は小さい子供だ」と強く思っていて、
自分と同じ年くらいの子供には、もちろんのこと強く反応するのですが、
同じくらい、動物の赤ちゃんや子供にもよく反応します。
その点で、娘は、ハリーよりベンジーのこちらの本のほうが
感情移入しやすかったようです。
内容も「もう大きくなったし、一人で寝なさい」といった感じのものですし、
「もうそろそろ、赤ちゃんじゃないんだし・・・」と思う大人の気持ちや都合と、
「まだまだ赤ちゃんでいたい」と思う娘の気持ちと
重なる部分が多いストーリーだったように思います。
シリーズででているらしいことがわかった娘は、
「これも読まなくっちゃ」と背表紙裏の折り返しにある、本の写真をしきりに指差していました。