中学校国語の教科書の古典では『竹取物語』が取り上げられています。
あまりに有名なお話であるだけに、
幼少期より、やはり原作に忠実である作品で触れて欲しいです。
その意味でこの絵本は円地文子さんの文章、秋野不矩さんという
素晴らしい組み合わせで、古典にほぼ忠実に描かれ、
嬉しい限りです。
竹取の翁が出会った女の子は、かぐや姫と名付けられ美しく成長します。
求婚に訪れた貴族達への無理難題。
満月の夜に天上に帰っていく幻想的な場面。
それらのお話の中に、当時の人々の息遣いが浮かび上がります。
『竹取物語』に取り組む中学生にも読んでもらいたいですね。