2年生の教室にも、別の『ブレーメンのおんがくたい』の絵本があるようで、次女からリクエストされました。
色々あるけれど、やっぱり、ハンス・フィッシャーさんのいきいきした絵が好き♪
ちょっと古めかしい、瀬田貞二さんの訳も、ほっこりあったかくていい♪(特にラストの「このおはなしは きいたばかり、ゆげがほやほやなんですよ。」というのが最高☆)
よく知ってるはずのグリム童話でも、久しぶりに読んでみると、「へえ、こんな話だったんだ〜?!」と思う部分も多いですね。
長いこと、人間たちのために、一生懸命働いてきた動物たちを、年をとって役に立たなくなったから殺してしまうという、人間のエゴに腹が立ちます。
ポロポロ涙をこぼす動物たちの姿が、不憫でなりません。
泥棒の家をどろぼうするのには、賛否両論あるかと思いますが、きっと人間に対する、復讐の意味なんでしょうね。
それにしても、ブレーメンにも行かず、音楽家にもならなかったんですね〜?!知らなかった〜!(苦笑)。
でも、4段ベッドで眠る動物たちを見てると、よかったね♪と素直に言ってあげたくなります(笑)。
我が家にあるのは、亡き父の本棚から失敬してきたお宝本!1966年発行の第4刷。ビニールカバー付きで¥420というのにびっくり!
画家だった父が、大切にしていた絵本だけあって、やっぱり、フィッシャーさんの絵は素敵です☆
明るくカラフルなページも、月と星が輝く夜のシーンも、どちらも優劣つけ難いです。