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とんでいった ふうせんは」 みんなの声

とんでいった ふうせんは 作:ジェシー・オリベロス
絵:ダナ・ウルエコッテ
訳:落合 恵子
出版社:絵本塾出版
税込価格:\2,200
発行日:2019年09月24日
ISBN:9784864841528
評価スコア 4.78
評価ランキング 527
みんなの声 総数 40
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40件見つかりました

  •  表紙には男の子とおじいさんと犬。それぞれが色とりどりの風船を持っています。その風船は、実は彼らの思い出が詰まっているもの。だから、たくさん生きてきた人ほど たくさんの風船を持っているのです。男の子はおじいさんに次々に頼みます。いろんな色の風船の思い出を話して、と。

     人の思い出を風船に例え、年をとって昔を忘れることを風船を手放すことに例える。新鮮な、でも とても納得できる例えだと思いました。思い出によって色が違うのも素敵な発想です。

     年をとったおじいさんが次々に風船を手放していくのは悲しいけれど、子や孫が代わりに思い出を受け継ぐってこと、その思い出を今度はおじいさんと共有するということに温かい気持ちになりました。

     私はまだまだこれから、新しい綺麗な色の風船を増やしていきたいと思いました。そして、できれば、ずっと手放さなくてすみますように!

    投稿日:2021/01/22

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  • 認知症のイメージ

    『the remember balloons』が原題。
    表紙のカラフルな風船の絵が印象的ですが、
    実は認知症のおじいちゃんの様子を風船のイメージで描いた作品なのです。
    記憶や思い出を風船にたとえ、おじいちゃんの風船がだんだん飛んでいく様子が描かれます。
    カラフルですが淡い色調の風船が印象的で、そこにある思い出も素敵です。
    最後の風船まで飛ばしてしまうおじいちゃんの姿は悲しいですが、
    主人公がその風船を持つという視点が希望の光。
    この解釈が素晴らしいと思います。
    小学生から大人まで、認知症理解にもいいと思います。

    投稿日:2020/11/22

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  • 人生って素敵

    • さるをさん
    • 50代
    • その他の方
    • 滋賀県

     おじいちゃんは、思い出風船をたくさんもっている。そして、ぼくに、風船に詰まった思い出を聞かせてくれる。でもおじいちゃんは、だんだん思い出風船を持っていられなくなって、とうとう最後の風船まで飛ばしてしまった。
     飛んで行った風船はどこに行った?あれ?いつの間にか、ぼくが持っていたんだ。
     誰にでも訪れる親しい人の老い。想像するだけで悲しくなるが、この絵本を読むと、たとえその人がいろいろなことを忘れてしまっても、思い出は受け継いでいけるということが、よく分かる。親しい人の思い出を、そして、親しい人との思い出を、どこか知らないところに飛ばしてしまわないように、大切に受け継いでいきたい。
     おじいちゃんは、悲しい風船、悔しい風船を持ってなかったのだろうか?あ、そうか。絵本の文字になかっただけで、絵をよく見てみると、あるある。いろんな色の思い出風船が増えていく。人生って素敵と、思わせてくれた絵本だった。

    投稿日:2020/08/01

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  • とてもあたたかい気持ちになりました

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子9歳、女の子7歳

    今まで歩んできた人生でたくわえてきた、たくさんの思い出を孫に語るおじいちゃん。そのお話を聞くのが大好きな孫を中心にしたお話です。
    おじいちゃんの中にある思い出が素敵で、結婚式すてき〜、楽しそうだねぇ。とおじいちゃんの経験を追体験していると、ある日を境に思い出のふうせんを手放していくおじいちゃん。なんで僕のこと忘れちゃうの?大好きなおじいちゃんに忘れられる切なさが伝わってきて、一緒に悲しい気持ちになりました。でも気持ちを整理して、今度は自分のものになったおじいちゃんの思い出を今度はおじいちゃんに語る孫のぼく。とてもあたたかい気持ちになりました。

    投稿日:2020/08/01

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  • 風船が飛んでいくように

    表紙に描かれた沢山の風船。
    これは今までの思い出を表しています。
    年をとるほどに思い出の数は増える。
    だから、ぼくのおじいちゃんは風船を沢山持っていて、色んな思い出話をしてくれる。
    でも、悲しいことにおじいちゃんの風船はある日を境にどんどんと空に飛んでいってしまうのです。
    認知症ですね。私も祖母が認知症だったので、この展開に一瞬とても辛くなりました。
    忘れてしまうのって本当に突然で、本当にあっという間で。風船に例えられているのは改めてすごいなと思いました。
    だけど悲しいだけで終わりではなく、おじいちゃんの風船が飛んでしまった分、僕の風船が増えていたのです。おじいちゃんの風船につまった思い出話を聞いたからですね。
    こんな風に誰かの中で思い出は生き続けていると思うと、もし記憶を失ってしまう身内をこの先みることがあった時、今までとは違う受け止め方が出来るかもしれないなと思いました。すてきな絵本に出会えて良かったです。

    投稿日:2020/07/31

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  • たくさんの思い出

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    人は、歳を取るとそれだけ思い出の数も増えていきます。
    本では、1つの思い出を1つの風船で表現しています。年を重ねたおじいちゃんは、たくさんの風船を持っていて、まだ若い僕は少しの風船。
    そんなたくさんの思い出を持っているおじいちゃんが、ある時から少しずつ風船を手放し、思い出が減っていきます。。。
    認知症が進んでいく様子を、風船で表現していて、減っていく風船の数に、とても切なく寂しくなりました。
    でも、おじいちゃんにたくさんの思い出の話を聞いていた僕に、ちゃんとその風船が引き継がれているのを見て、素敵だなと思いました。
    思い出の数は、歳を取っただけ増えていくものですが、でも単純なことではなく、それが減ることもあり、また誰かに引き継がれていくこともあり、増えたり、減ったり変化していくものなんだなというのが、よくわかりました。
    切なくて、温かくて、とてもきれいな絵本でした。

    投稿日:2020/07/28

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  • 人はみな、思い出という風船を持っている。
    長く生きれば生きるほど、その風船の数は増えていく。
    いろんな色の、一つ一つがキラキラと輝くような物語。
    でも、その風船をいつまでもずっと持ち続けることは出来ない。

    おじいちゃんが一つ、また一つと風船を飛ばしていく様子は、読んでいて切ない気持ちになりました。
    おじいちゃんが大好きで、風船のお話を聞くことが楽しみだったぼくにとって、自分との特別な思い出の風船を飛ばされたこと、そして自分の名前さえ忘れてしまったこと、どんなにか悲しかったことでしょう。

    認知症を題材とした絵本は初めて読みましたが、思い出を風船という形にしたことで、子どもにも分かりやすく、また心に響くお話でした。
    思い出を失うことは悲しいけれど、その思い出は受け継がれていく。同じ色の風船は消えて無くなることはないのです。

    全編白黒をベースとしながら、その中で色とりどりの風船が美しく、心に沁みました。

    投稿日:2020/07/30

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  • 絵もお話も、とても詩的に感じられた。かといって、難しいわけでも、特別なことを言っているわけでもなく…。人間は、いつか全て忘れてしまう生き物だけど、それで終わりじゃない、それは悲劇ではないと、優しく教えてくれる絵本。まるで、となりで寄り添うように。
    おじいちゃん、おばあちゃんがいるお子さん達だけでなく、老親を持つ人達や、やがて自分も年老いていくことを不安に思っている人達にもすすめたい。落合恵子さんの「もっと早くであっていたら」も含めて。
    私は、老親にすすめたいと思ってしまいました。
    まだ小さな子達には、アメリカの人種の話は早いかも知れないけど、人種についても、絵で細かく描かれており、子どもに、この絵本のメインテーマである「記憶」のこと以外を教えるのにも役に立つかも知れません。

    投稿日:2020/07/30

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  • とんでいったふうせんは

    • くささん
    • 70代以上
    • その他の方
    • 福岡県
    • 女の子18歳

    読み始めは夢のある物語だと思っていた。風船は思い出の一つ一つなのだと気がついた。認知症のおじいさんを描いた物語だけれど、何かふわっとしている。思い出を風船に例えるなど夢のある設定だと思った。おじいさんが記憶をなくした分は、男の子がしっかり受け止めていくなんて素敵なことだと思う。挿絵もどこかおしゃれな感じだった。周りの家族も何かゆったりしている。こんな風に認知症の方を受け入れていけたらいいなと思った。

    投稿日:2020/07/27

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  • 大人も読みたい

    祖父祖母のことが大好きな子どもたち。
    このようにおじいちゃんを描いた絵本はやはり真剣に聞きますね。
    特に題材が難しいもの(アルツハイマー)なのですが、それでも3年生の長女は理解できるようで、神妙な顔で聞いていました。
    読んでいるうちに私の心にもじわじわと響いてきました。
    子どもと一緒に、むしろ大人も読みたい絵本です。

    投稿日:2020/07/22

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