「ピーターのくちぶえ」 みんなの声

ピーターは口笛を吹きたいがために
疲れるまで練習するんだけどなかなか吹けない。
上手に吹けるお父さんの格好に扮してみたり
色々と工夫してみるところがなかなか子供なりの
アイデアですよね。
そしてふいにピーっと吹けたときの達成感。
ピーターの喜びがよく伝わってくる感じがします。
娘も口笛に興味があるものの
口からでてくるのはフーフーと空気ばかり。
些細なことでも子供が成し遂げた喜びは
一緒に喜んであげたいなぁと思います。

口笛に限らず、コマ回し、竹馬、鉄棒……子供はすばらしい能力で何でも習得しますよね。うらやましい！決して真面目に練習するわけではなく、少しやっては「できないや」とあきらめて他の遊びに移ったかと思うと、また挑戦（このまま忘れてしまうことも多々あるけれど）。ほんの数分にすさまじい集中力を発揮します。この本を見ていると、そんな子供の様子がよくわかります。ぐるぐるまわりをしたり、コンクリートの継ぎ目に沿って歩いたり、お父さんの真似をしたり、お母さんのおつかいをしたりしながら口笛をマスターする子供の日常がほほえましく、非常にリアルです。

ピーターのシリーズ。
裏を見たら「全国学校図書館協議会選定」「日本図書館協会選定」「中央児童福祉審議会推薦」とたくさんの推薦が付いていました。

題名でも書いているし、読んでいるい人はよく知っていると思いますが、ピーターが初めて口笛を吹けるようになった時のお話です。
犬のウィリーって、ピーターの犬なのかしら？私はてっきり友達の犬かと思ってました。
そして、お話の中にいつも１コマか２コマだけ登場する、ピーターのお父さんとお母さん。
味があっていいですよね〜。
読み語りで使うなら、幼稚園から小学校低学年くらいがいいかな、と思います。

　犬を口笛で呼ぶ子を見て、自分も吹いてみたいと思う子がいました。でも、どんなに練習しても吹けないんです。
いっぱい、いっぱい練習したのに・・・。
でも、とうとう吹けるようになりました。そして、嬉しくて、ずっと口笛を吹くのでした。
私も、小さい頃散々練習したなと思い出しました。

ほかの男のこが、くちぶえをふくと犬が走りよってくるのを見たピーターは自分もやってみたい！と思います
でも　なかなかできません。ほっぺたが　くたびれるくらい　ふいてみてもダメ.....ぼくが　おとなじゃないから　できないのかな？　おとなになったキモチでふいたら　できるのかな？
いろいろ考えながら練習します。そのうち　ふいに　くちぶえがなって・・できなかったことが　できるようになるのは、大人だって　うれしいものです。
子どもなら　なおさらのこと！
体からも、心からも、あふれでるよろこびをしっかりと受けとめて　認めてくれる大人がいるということはとても大切なことだと思います。
よろこびは、自信へとつながり子どもを成長させていくんだなとこの絵本を通して、教えてもらったような気がします。
３歳〜

ピーターは口笛が吹けません。だから犬のウィリーがきたとき箱にかくれて口笛を吹こうと思っても吹けずウィリーは気づかないで通り過ぎてしまいました。吹けるようになるといいな・・・そこでピーターはお父さんになった気分で（お父さんの帽子をかぶって）口笛の練習。外へ出るとウィリーがやってきました。ピーターはまた箱にかくれて必死に口笛を吹きました。すると、ピーターは吹けたのです。ウィリーも口笛に気づいて立ち止まりました。「ぼくだよ。ウィリー」ピーターの口笛は家族みんな気に入りました。