図書館とライオン。
けして似つかわしくないこの組み合わせ。
でも、館長は、そんなことは気にしません。
ちゃんと決められたことを守り、静かにすることが出来る読者であれば、図書館は大歓迎なのです。たとえ、ライオンであったも。
こうして、ごく普通に図書館に受け入れられたライオンでしたが...
手の骨を折ってしまった館長のもとに、人を連れてくるために、どうしても吼えなくてはいけなかった。
それが、図書館を規則をやぶることになったとしても...
規則を守るということは、とても大切なこと。
でも、1番大切なことは、もっと他にもありますね。
規則を破っても、人を助けたいという気持ちは、規則を守るということ以上に、ずっとずっと大切なことですね。
図書館とライオン。
けして似つかわしくないと思った組み合わせだけど、悠然としたライオンと、静かに本を読むことを楽しむ図書館というのは、そう考えるほど似合わなくもないかも。