「としょかんライオン」 みんなの声

毎晩のように読んで！と持ってきます。２歳の弟も横で聞いていて、好きなおはなしのようです。メリウェザー館長や司書さんの名前が言いにくく、お話も長いので毎晩読むのはちょっとつらかったりします・・（笑）
最後にライオンが図書館に戻ってきたページで、いつもほっと一安心して、「さあ、寝よう！」となるみたいです。

図書館には決まりがありました。
それは、図書館では静かにすること！

図書館で人気者だったライオンはある日、決まりを破ってしまいます。
その理由が…とても心にしみました。

決まりって大切ですよね。
みんなを守るために決まりはあるのですから。
でも、時には決まりだって破らなきゃいけないんです。
動物も人も関係ありません。
頭でなくて心で動くものなんです。

最後はライオンの優しさが伝わって、図書館に戻ってこられて、本当によかったです。
みんなのライオンを思う気持ちにも愛情が溢れていて、思わず泣きそうになりました。

ライオン好きにはたまらない一冊だと思います。

どんな物語なんだろう？
タイトルからしてちょっと不思議。

ライオンが普通に図書館に通っています。
言葉も話さないし、二足歩行もしない、普通のライオンくんです。

ところが、絵のタッチがやさしく、
ライオンはいかにもふさふさ柔らかそうで
不思議と図書館に通っていてもいいね、
という心地になります。

ライオンのふわふわな毛並みにもたれかかって本を読んだり
ライオンといっしょに読み聞かせのおねえさんのお話を聞くのってどんなかんじだろう？
と子どもも目がきらきら☆☆


お話も絵も落ち着いたやさしい感じで、私もお気に入りの絵本になりました。

ずっと気になっていた絵本でした。
この絵本を読んで、まず最初に感じたのは、図書館ってなんて素敵な場所なんだろうということです。
私も時間があるとつい図書館に出向いてしまいますし、時間を忘れて過ごしてしまうのですが。この絵本の中の図書館も本当に素敵な雰囲気で、これはライオンまでも魅了されてもおかしくないなと感じました。図書館って、いつでも誰でも受け止めてくれるんですよね。

ライオンの表情も柔らかくて癒されます。中盤では切なくて、胸がきゅっと痛くなりますが、ルールを守るという大切さと、不測の事態にはどうしたらいいのかという判断力と、子どもに色んなことを教えてくれるお話だと思います。
★５つでは足りないくらい、強くオススメしたいです。

タイトルに魅かれて読んでみました。

ライオンが主人公ではありますが、ライオン自身の気持ちをセリフとして文章になっていないのが珍しいなと思いました。

絵本なので、大人では設定に首をかしげてしまうところですが、子供なら素直に楽しめるのではないでしょうか。

社会で生活するにはルールを守ることはとても大切。でもそれは原則であって絶対ではないんですよね。
ルールを守ることの大切さと、それ以上に大切なことがある、という2点を同時に分かりやすく伝えられる内容だと思いました。

こんなライオンがいる図書館、いいなあ。
行ってみたいなあ・・いや、むしろ働きたいです。
娘もそう思ったらしく、病院内の図書館で借りてきた
絵本をベッドのまわりに並べて図書館ごっこをしていました
（ただ今入院中。この絵本も病院の図書館で借りてきたものです）。
雨にうたれてしょんぼりしているライオンを見た時はどうなることかと
思いましたが、ハッピーエンドでよかった♪
たまには、ちゃんとしたわけがあって、きまりをまもれないことだって
あるんですよね。

絵本の好きなライオン。
図書館の好きなライオン。
本当にいるわけはないけれど、なんだかモデルがいるような気がしました。
子どもたちが好きで、絵本が好きで、でも不器用で、小心者で…。
ライオンは図書館の決まりを破ってしまいますが、悪いことは何もしていないのです。
図書館の前にはライオンがいました。
この図書館はライオンと縁があるのですね。
図書館を訪れる人たちの中には、困った人もいます。
でも、このライオンのようであってほしいと思いました。

図書館に3人の子どもを連れてよく行くので、
その度に、この本の中の光景を思い出します。
ライオンでなくても、一昔前までは、アメリカでも、
黒人の人たちは図書館にも入れなかったという話を
思い出すと、ライオンの気持ちがわかるような気がします。
好きな本を好きなだけ読めるのは、とてもしあわせなことだと
気づかされます。

図書館が大好きなライオンさんと、図書館長のメリウェザーさんのお話。

このメリウェザーさん一見つめたそうに見えますが、ライオンでも差別しない人です。だから規則さえ守っていればライオンが図書館にいても問題ないという・・。

最後まで読むと、泣きそうになってしまうぐらい素敵な絵本です。
でも、ちゃんと規則の大切さを考えさせてくれます。
そして最後図書館に戻ってきたライオンに、普段は「はしってはいけません」と言ってるメリウェザーさんが走って会いに行きます。

子供と、図書館の規則や、ライオンが吠えたこと、「メリウェザーさんがはしってはいけないってわかってるのに走ったのはなんでだと思う？」と話し合いました。

メリウェザーさんがライオンに抱きついた時のライオンの笑顔が本当に良かったです。

図書館を利用することが多くあるので、決まりをまもるということは教えているつもりですが、この理由がある場合は…という微妙な部分、例外っていろんな経験から学んでいくことでなかなか言葉では教えられないので、すごく良い本に出会えたなと思いました。
ダメったらダメと生真面目になりがちなうちの息子に伝えたいことがまさに書かれていました。