科学者の故・高木仁三郎さんの文章に、片山健さんが絵を付けられている、科学絵本です。
表紙画には森の上を飛ぶ大きな鳥が描かれ、お話の舞台は
その森の中の池のほとり。
そこで釣りをしている少年と、その周りで繰り広げられる生態系の有り様が、力強い筆と生き物それぞれの目から見たアングルで描かれていくという、面白い作りです。
片山健さんの絵が、とにかくすばらしいです。
タブローのような一枚一枚に、ファンならずともため息モノ。
真夏の真昼のあるひとコマで切り取った生き物達。
夏休みの読み聞かせにいかがでしょうか。