少し長いお話で心配だったのですが、飽きることなく、とても気持ちよく読み終わりました。
貧乏なじいさまが山へ木を切りに行くと、「でんかしょ でんかしょ」と、おもしろい掛け声が…。
みると、じいさまのとこのねずみとちょうじゃさまのとこのねずみがすもうをとってるのです。
結果はまるまる太ったちょうじゃさまのねずみが勝ち。
じいさまはうちのねずみにがんばってもらいたくてばあさまと一緒におもちをこしらえてあげました。
まるで、自分の子供を応援しているみたいに…。
その後じいさまのところのねずみにちょうじゃさまのねずみが自分もおもちが食べたいと言うのですが、この時に言った一言がビックリしました。
「だめ。だめ。 じいさまとばあさまはびんぼうだから、おいらがたべたおもちだってね、こばんよりにも たいせつなものなんだ。」っと。
じいさまのとこのねずみも相手を思いやってるのです。
おかねがないのに自分の為におもちを用意してくれたことに感謝しているのですね。
その後も、じい様たちはねずみたちを思いやる場面が出てくるのですが
そのたびに優しい気持ちにさせられました。
こんなじいさまたちが幸せにならないはずはないですよね!
是非、子供たちへの読み聞かせにつかい相手を思いやる気持ちを養っていってほしいと思います。
どひょういりのねずみたち、いっちょまえにしこまでふみ、とてもかわいらしかったです。
なんど読み返しても楽しくいい本でした。