同じような構成、テーマでよい絵本がほかにもあると思います。
子どもはとにかくパンが好きなのでパン屋さんの絵本は大好きですが、この本はストーリーが読めてしまうのでワクワク感は少なかったと思います。でも、絵はほんわかしていてよかったみたいです。
子どもが気に入ったページは後半の「動物たちの行列」です。
山奥のパン屋さんだけど、うわさが町まで届いてお客さんが来るという設定はよいのですが、個人的には「動物たちがパンのお礼にきのみやミルクをくれる」けれど「お金をくれないからパン屋さんが続けられない」というくだりがイマイチ好きではありません。
「どんぐり村の帽子屋さん」「カバンうりのガラゴ」のように、お客さんが渡したものが次に生かされる話のほうが夢があって好きです。わらしべ長者のように。