小学生の国語の教科書にも載っているのでしたっけ?
そろそろ娘に読んでもいいだろうと購入しました。
有名なお話、とてもインパクトのある表紙ですが、私は
すっかり内容を忘れていました。確か悲しいお話だったはず・・と
しか覚えておらず。
やっぱり、悲しいお話でした。
そうして馬頭琴の音色もとても似合いそうな・・
私はまだ一度もモンゴルを訪れたことはなく。馬頭琴も生の演奏を
聴いたことがないのですが、いつかそのうち、と思いました。
娘は「黒い馬だったらどうだった?」と訊いてきました。
物語がとても悲しいものだったため、なんとかならなかったのか
なあと娘なりに考えたのだと思います。
また、「もっと大きな馬の形の楽器を作ればよかったのに」とも
言っていました。馬がいなくなってしまったのが、寂しく、やっぱり
なんとかならないかと思ったのでしょう。馬頭琴の大きさや形は、
今までの「スーホの白い馬」とは別物のように感じられてしまったの
だろうなあ。
「この大きさだとどこへでも連れていくことができるでしょう?
抱っこすることもできる。それは今までの白い馬といつまでも
一緒にいられるっていうことなんだよ」と説明しました。
小さな子どもにはずしんとこたえる重い物語でしたが、そういう
やるせない気持ちや「ずしん」の感覚を少しずつ知っていくのも
いいことだよね?と思っています。