息子が7か月の時、この本に出会いました。書店ではじめてみかけた時は、正直、この本の楽しさが私にはわからなかったのですが、気になって気になって思い切って購入しました。息子に初めてこの本を見せた時のことは今でも忘れられません。冒頭の「かお かおにめがふたつ はなはひとつ くちもひとつ」の部分を何度も繰り返して見て、先にはすすませてくれなかったのです。最後まで読み終えるまで10分以上かかってしまいました。当時の彼にとっては、顔にある目、鼻、口の存在がとても不思議なものだったのでしょうか?2歳になってお絵描きをするようになり、この冒頭の順番に顔の絵を描いていく姿をみていると、彼の潜在意識の中にこの本があるのだなあ、としみじみ感じる今日この頃です。