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宮沢賢治の絵本 どんぐりと山猫」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 どんぐりと山猫 作:宮沢 賢治
絵:田島 征三
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2006年10月
ISBN:9784895881135
評価スコア 4.69
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みんなの声 総数 44
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44件見つかりました

  • いちばん偉いどんぐりは?

    いちばん偉いどんぐりを決める裁判で、裁判長の山猫がかなり困っていたところ、男の子がアドバイス。

    いちばんどうしようもないどんぐりが一番偉い。(意訳)

    そういわれて、俺だ!と言えるどんぐりがいなくて、山猫が喜んだのでした。

    なかなかトンチがきいていました。

    でも、絵は少し怖いというか、娘の好みではなかったです。

    投稿日:2015/10/10

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  • どんぐりのけんか

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    絵がとても面白いなと思いながら読みました.なかでもどんぐりたちがもめている場面の絵は特に好きです.みんなひとつぶひとつぶ違っていて,息子とお気に入りのどんぐりを探してしまいました.
    山猫の顔どアップもすごく迫力があって,ほんとに山猫のどなり声が聞こえてきそうです.
    それにしても一郎の判決には脱帽でした.めちゃめちゃだったどんぐりを一発で黙らせてしまう判決を思いつくんだからすごいです.この判決には息子も笑っていました.
    深く考えると難しいお話で息子はもちろん私も難しいなと思いましたが,大好きなどんぐりが出てきたり,一郎のユニークな判決など,ところどころ息子には面白いと感じる場面があったようでした.

    投稿日:2015/10/09

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  • どんぐり裁判

    昔、読んだなあと思いながら読み直しました。

    少年、一郎のところに届いたふしぎな山ねこの呼び出しはがきを見て、山ねこを探しに出ていきます。山ねこに会うと、どんぐりたちが誰が一番えらいのか、ぎゃいぎゃい騒いでいます。丸いやつがえらい、背がたかいのがえらい、大きいのがえらい。みんな自分を一番にしようとしています。

    いちばんばかで、めちゃくちゃで、なっていないようなのがいちばんえらい、と言ったところ、誰も自分が一番とは言わなくなりました。助かった山ねこはまた助けてほしいとお願いをします。

    なかなか雰囲気があって、アニメ映画にもなりそうな内容でした。

    絵はかなり好みが別れそうですけど。田島さんらしい絵です。

    投稿日:2015/10/10

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  • なかなか楽しめます

    この本なら小学生くらいでも十分楽しめると思いました。まず、絵の迫力が凄く、この本の特徴をとてもうまい具合に表現しています。この絵があるからこそ、この本に迫力が出ていると思います。ユーモアたっぷりで次から次へと読み進めて行きたくなる、そんなたのしい本だと思います。プレゼント等にも、絶対に喜ばれると思います。

    投稿日:2015/10/07

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  • どんなシーンを描きたかったんだろう…。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子20歳、女の子15歳

    宮沢賢治の有名な作品の1冊です。
    他にもいくつかの絵本や児童書にもなっています。
    この本は田島征三さんが描かれていました。
    田島さんの絵は嫌いじゃありませんが、この本に描かれている作中人物(山猫や「ぼく」、馬車別当など)は、個人的にイメージしてきた容姿がかなり違っていたので、読んでいて違和感がありました。
    物語時代は知っていたので、田島さんがどんなシーンをどんなふうに描きたかったのかなぁと、考えながら読みました。
    一番好きなシーンはどこだったんだろうとか…。

    田島さんの絵は比較的はっきりしたものが多いですが、この作品は色合い的に見えにくいところがあるので、
    ただでさえ文章の多い宮沢作品を読み聞かせなどで紹介するときには、ちょっと避けたほうがいいかもしれません。

    投稿日:2015/10/04

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  • インパクトある山猫の表紙

    有名なお話ですが、この絵本は絵がとてもダイナミックですばらしいです。
    「どんぐりの背比べ」ということわざがありますが、まさにそのどんぐりたちが「おれが一番だ!」と優劣をつけたがって裁判官(?!)である山猫が困りはててしまうお話。

    そこで一郎がはなった言葉で、どんぐりたちがだまってしまい大団円となるのですが。。。

    大人も考えさせられる深いメッセージ性をもった傑作です。

    投稿日:2015/10/05

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  • これは楽しい!

    宮沢賢治さんの本は色々と有りますが、私のお気に入りは、この絵本です。内容が子供でも楽しめて、一度読み始めると止まらなくなる、お菓子で言うとかっぱえびせんのような、そんな存在の本です。続きが読みたくて、仕方がなくなる本。だと思います。絵がまたこの絵本にとてもよくマッチしていて、この本の良さを引き立ててくれていると思います。楽しくてワクワクする、そんな素敵な本です。

    投稿日:2015/10/03

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  •  田島征三さんの、ユーモラスで迫力のある絵による「どんぐりと山猫」です。とってもインパクトがあります。ちっちゃなどんぐりが、精一杯 自己主張すべく、足を 大きく広げて立っているところが可愛いです。しょせん?どんぐりの背比べなのに・・(笑)。そして、アップの山猫の迫力といったら!!これは、征三さんならではの味だと思いました。

     どんぐりの背比べ裁判(?)は、一郎の名裁きによって、一挙解決!「いちばん駄目なものが いちばんえらい」って、いいかげんなのか、奥が深いのか?きっと、奥が深いのでしょう。だって、なにか、感じるところがありますから・・・。

     もらった黄金のどんぐりが、いつのまにか茶色のどんぐりになって、一郎も読み手も不思議の世界から帰ってきました。ひととき、独特のファンタジーの世界にひたることができて、面白かったです。

    投稿日:2015/09/29

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  • 絵に導かれ

    不思議な手紙によびだされ、山猫のもとへむかう一郎。
    道中にある、栗の木や滝などの描写を読みながら、一郎と一緒に、不可思議な物語の世界へと足をふみいれました。
    動きを感じる迫力のある絵が、物語へ、さらに深くはいっていく導きになります。
    山猫の存在、どんぐりへの判決、一郎が現実の世界へ戻る様子。
    ユーモアを含みながら、深い意味がちらばっている気がしました。
    何度も読んで、自分なりに楽しみたいと思います。

    投稿日:2015/09/27

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  • 絵で魅せる

    田島征三さんは、「猫は生きている」「ちからたろう」など、大胆な構図でドンと描かれる人や動物が印象的です。

    些細なことで、一番を争うどんぐりたちに業を煮やしたヤマネコが一郎に助けを求めるお話。どんぐりの背比べとはよく言ったもので、どれも似たり寄ったり、大差ないように感じますが、どんぐりたちにとっては、どんな特徴のあるどんぐりが一番偉いのかは大問題。

    子どもが幼稚園の頃に、どんぐりをたくさん拾ってどんぐり銀行に持っていきましたが、どんぐりと一口に言っても、木の種類が違えば本当にいろいろな特徴があり、また同じ種類でも、大きさや、とがり具合など確かにいろいろだったことを思い出しました。

    それぞれの特徴があればこその個性、「こういう特徴が一番!」と決めてしまっては身もふたもないわけです。はてさて、助言を求められた一郎の裁定は・・・。大岡裁きのような小気味よさでした。

    わいわいがやがや収拾がつかないどんぐりたちに、一喝するヤマネコ。田島さんの描く猫ならではのド迫力。

    ストーリーもわかりやすく、小さな子どもから楽しめる絵本だと思います。

    投稿日:2015/09/25

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