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名前をつけるおばあさん」 みんなの声

名前をつけるおばあさん 作:シンシア・ライラント
絵:キャスリン・ブラウン
訳:まついたかえ
出版社:新樹社
税込価格:\1,650
発行日:2007年
ISBN:9784787585608
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,855
みんなの声 総数 11
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  • かっこいい

    おばあさんが乗っているキャデラックがかっこいいです。半世紀も前のキャデラックの後で風をきるスポイラーがなんとも若者が憧れてしまうと思いました。名前のベッツイもおばあさんは、名前をつけるのがかっこいい名前ばかりでセンスがいいと思いました。名前をつけなかったわんちゃんとの触れあい、なんとも温かくて和みました。布団カバー、絨緞、部屋の窓際のお花と隅々までお洒落な絵がとても楽しめました。

    投稿日:2011/02/11

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  • 物ではないもの。

    • ゆぺちさん
    • 30代
    • ママ
    • 岡山県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    最後はハッピーエンドですが、ちょっと切なくでも前向きになれるお話でした。4歳にはちょっと難しい内容です。

    友達に先立たれ、名前を呼ぶ人がいなくなり、寂しさを紛らわすために自分より長生きをするとわかっている「物」だけに名前を付けて暮らすおばあさん。
    ある日からおばあさんの家に子犬がやって来るようになりました。餌はやりますが、自分より先に死んでしまう事を恐れているおばあさんは決して飼おうとせず、名前も付けません。犬も大きく成長したある日、突然おばあさんの家へ来なくなりました。おばあさんはいてもたってもいられず探しますが、そこで初めて犬に名前をつけなかったことを後悔します。さて、犬は見つかるのでしょうか?

    おばあさんが犬に名前を付けなかった気持ちも分かります。でも、命には物では満たされない温もりがあるって言う事を改めて教えてくれます。命は限りがあるから寂しいけれど、限りがあるからこそ大切なんだという事だと思います。

    絵がとっても綺麗です。いかにも日本人が憧れる外国の田舎風景と言ったお洒落な感じで、風を感じるような優しさです。

    投稿日:2009/10/29

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  • こんなおばあさんになりたい

    タイトルが気になり、手に取りました。
    友だちが次々に亡くなってひとりぼっちになったおばあさん。寂しく思い、自分より長く生きると分かっているものだけに名前をつけ、穏やかに暮らしています。
    そんななか、おばあさんの家に子犬が迷い込んできて……。
    主人公のおばあさんがとってもおしゃれなのが良いです。ブラウス、スカート、ブーツ。どれもおばあさんらしく、さりげなく素敵なのです。
    こんなふうに暮らすおばあさんになりたいと思います。

    投稿日:2024/12/29

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  • 名前をつけることの意味

    長生きしているおばあさんの孤独を感じさせる絵本です。
    長生きしすぎて(?)、知っているものがいなくなってしまったという発想が、辛く感じました。
    飛びっきり弾けた生活をしているようで、車や道具たちに名前をつけて家族のように接しても、可愛い子犬に名前をつけようとしないのは何故でしょう。
    いつか死んでしまうからという考えに、この絵本は問題提起しました。
    大切なものは、名前を持ってこそ親しくできるのですね。
    「ラッキー」と名づけた犬と、これからをもっと楽しく生きることが、おばあさんの生きがいでありますように。

    投稿日:2019/01/25

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  • それでも名前をつけたいな

    年をとって、友達がみんな死んでしまったら、私はどんな
    風に思うのかしら。自分より長生きするとわかっているもの
    だけに名前をつけるのかしら。
    この本の主人公であるおばあさんは、家や、車やベッドにだけ
    名前をつけて暮らしていましたが、とうとう仲良くなった
    犬に名前をつけることにしました。
    ああ、よかった。
    自分よりもしかしたら先に死んでしまうかもしれなくても
    やっぱり名前は大事だもの。名前を呼んでから、もっともっと
    仲良くなっていくのだと思うのですもの。

    先にこの絵本を読んでいた娘は、特に感想らしいことを
    言いませんでした。きっと、小学生の娘には年をとって、誰も
    友達がいなくなることなんて思いもよらないことだろうからね。

    投稿日:2016/09/27

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  •  おばあさんは、長生きして友達がいなくなってしまします。おいていかれることへの淋しさに耐えかねて、自分より長生き(長持ち?)しそうなモノにだけ名前をつけて暮らしています。そうすれば、まわりのものより長く生きる心配はないのです。

     現実を見て、折り合いをつけて、きれいに花を育て、車を乗りこなし、自立して暮らしているおばあさんは、カッコイイです。でも、ちょっと淋しい・・。

     ある時から、かわいい子犬が毎日やってくるようになりました。でも、おばあさんは「うちへお帰り」と言い続けるしかありません。だって、自分より長く生きるものとしか関わりたくなかったから・・。飼うとなれば名前をつけないといけないから・・。

     ところが、子犬が姿を見せなくなりました。すると、心配になったおばあさんは・・・。お話のラストには、生きているものの温もりと共にいるおばあさんに、良かった!!と思いました。

     
     人生の春、夏を過ぎ、秋にいて、これから冬を迎える年頃の私。胸に沁みました。子ども向きというよりも、人生後半の大人向きの絵本だと思います。柔らかい色調の絵が美しく、ステキです。

    投稿日:2015/01/11

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  • 静かで温か

    大人が読んでも心にじんとくる物語。福祉センターでも心に届けられそうですね。

    いろんなものに名前をつけてしまう私。
    「鉄腕DASH」でもなんでも名前をつけますね。そして元祖「赤毛のアン」も。
    そんなわけで共感しました。
    歳がいって一人で暮らすって、こんなかなぁ。
    とはいえ、その様子がかっこいい。なんでも一人でやってしまうおばあさん、キャデラックに乗って買い物、繕いものも自己流。だけど少しばかり寂しい。
    読み終わった時に、読んだなぁという満足感が心に残り、手元に置いておきたくなりました。
    子供にはわかるかな、犬だけ名前をつけなかったおばあさんの気持ちが。じっくり手に取って読んで欲しい絵本。

    この茶色い犬との生活が最期までしあわせでありますように。心配できる相手がいることは温かかですね。

    投稿日:2014/09/14

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  • 情がうつってしまうから

     身の回りのモノに名前をつけている、おばあさん。でも、いつもやってくる子イヌには、名前をつけません、、、。
     きっと名前を付けたら、情がうつってしまうから、そんなおばあさんの気持ちがつたわってきます。
     やさしい色合いでていねに描かれた絵に、ほっこりしました。

     子イヌがいなくなって、探しに行くおばあさんが、せつなかったです。
    子イヌを、見つけられてほんとうによかったですね。

     レトロな家具や、おばあさんが運転する車、などすみずみまで楽しめました。庭も、お花がいっぱいですね

    投稿日:2014/09/07

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  • おばあちゃんの気持ち

    美しい絵に惹かれて買いました。

    おばあちゃんは一人暮らし。
    (ツギハギでカラフルな服を自己流で着こなし、かなりファンキーな車に乗っています。かわいいおばあちゃん。)

    もう友達より長生きしてしまった・・・

    そんな寂しい本音をごまかすように
    自分より先に死なない「モノ」たちに
    名前をつけて暮らしてる。

    そこへ、茶色い犬が現れて
    なついてくれるようになったが・・・

    一緒に暮らすとゆう答えは出せない。

    ある日茶色い犬が姿を消して・・・

    意固地な気持ちをゆっくり溶かすように
    物語は優しく進みます。

    「残されたものの悲しみ」「死ぬこと」「亡くなること」「生きていくモノ」ストレートには書いてありませんが息子には、まだピンとこないようでした。
    車や家、ベットが聞きなれない名前(海外の人の名前)で
    呼ばれていることが面白いようでした。
    かなり日本人には読みにくい(呼びにくい)名前もあり
    どれが誰だかわからなくなっていくのですが(笑)
    またしばらくしたら、息子がどんな反応をするのか
    見てみたいです。

    う〜ん、まだまだ先かなぁ??

    投稿日:2011/02/14

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  • 髪型がステキ

    • さやかさん
    • 40代
    • ママ
    • 広島県
    • 女の子10歳、女の子8歳

    おばあさんの髪型がとても印象的で手にとりました。

    おばあさんはいろんなものに名前をつけます。
    でも、それは物ばかり・・・。

    そんなおばあさんの心を動かすのは、かわいいわんちゃん。

    ほんわか気分で読める一冊です。

    投稿日:2008/11/03

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