「くまくん、じゅんびは オーケーかい？」 みんなの声

まず、絵が可愛い！
絵本にとって、絵は文と同じくらいストーリー上大切だと思うのですが、絵にもこのお話の可愛らしさが溢れています。
絵が可愛くて怖い話とか、シリアスな絵で可愛いお話、ってないですものね。
これは2歳の子が気に入りそうな感じの本かな？と絵からも分かります。

4回建てのアパートの1階に住んでいるくまくん家族。
家族旅行のための準備をするくまくんは、上の階に住んでいるお友達に貸したものを使うからと返してもらいに行きます。
貸し借りがまだ難しい2歳の子ですが、仲良くおもちゃを使っている様子がくまくんたちのやりとりから伝わってきて、こういうお話を読んでいると真似したりするのかなと感じました。
真似するのは大好きなので、こういう押し付けがましくなく、さりげなくこうなって欲しいな、という要素が含まれている本はありがたいです。

くまくんのワクワクする気持ち、そして普段お友達家族と楽しく住んでいる様子が垣間見えて、読んでいる私もニッコリしてしまいました。
こういうところに住みたいなー、と思うようなアパート。

最後のオチも可愛くて、読み終えてほのぼのした気持ちになる1冊です。

テキストは少ないですが、細かいところまでじっくり描いてくれているので、1ページ1ページめくるのがとても楽しかったです。
配色も目にやさしく、全体的に柔らかい絵柄ですが、はっきり描かれているので、とても見やすかったです。
一つ一つその部屋にあるものを探す楽しさもあり、小さなお子さんにはたまらない魅力となりそうです。
よく見ると、くまくんが各部屋のお友達に貸したものだけは、「赤い色」で描かれているんですよね。
そういうところへの気づきも、年齢によって出てくるのじゃないかと思います。
最後に大切なママを置き忘れてしまったパパ、もう少しあわてて帰りましょうね。
いつものことなのか、ママも全然怒っていないし、慌ててもいないところが太っ腹！という感じで、明るい素敵なラストシーンでした。

旅行の準備はいくつになってもワクワクするもの。じゅんびはオーケーかい？その度に忘れ物に気がついて、友達のところに貸していたものを返してもらいに行くくまくん。友達とのやりとりや、部屋に飾ってある絵を見ていると、みんながとっても仲良しなのが伝わってきます。いいなぁ。みんな仲良しのこんなアパートに住めたら、毎日とってもHappyだね！とことこと階段を上り下りするくまくんの可愛らしいこと！いざ出発した後に気がついた、とっても大切な忘れ物は…？
もう、びっくり！それは何より大切！忘れちゃいやだよ?笑笑
おおらかなくまくん一家に笑顔がこぼれます。
絵もお話も、温かで楽しくてとっても素敵な絵本です！

全ページ、お試し読みで読みました。
くまくんの家族旅行に行くまでのお話です。
楽しそうでわくわくしますね。
お友達に貸してあったものを、返してもらうのですが
くまくんが、いつもお友達と、どんなことをして遊んでいるのかが
よくわかりました。
そして、今度の旅行で、どんなことをして遊ぼうと思っているのかも。
同じアパートのお友達のお部屋の断面も見えて
分かりやすく楽しいです。
おおっ！　ママを忘れては一大事でした。

やさしい色合いの絵に、ほっこりします。アパートの一階に住むくまくんと、上の階に住む友達との会話がたのしいです。階ごとに、部屋の様子がちがうのも、おもしろいですね。最初のアパート全体の絵の中に、くまくんが貸したものが描かれているのも、おもしろかったです。こんなに忘れ物に気をつけていたのに、いちばん大切なママをわすれるなんて、、。でも、ちゃんと待っているママ、さすがです。

ポケモントレーナーみゆきです。
この本は、おすすめだとピックアップされていたので興味を持ち読んでみようと思った1冊です！

くまくんワールドが炸裂！！
ちょっとおとぼけなところがとても可愛らしいです♪

家族で長期間の旅行に行くことになっているくまくん。
お父さんに何度も「忘れ物はないかい？」と聞かれ、大丈夫だと思いきや「あ！！」と色々思い出していきます！

その気持ち、わかるな?と思いながら読んでいました笑

また、出てくる動物たちや文字の書き方もユニークで見ていて楽しいものになっています♪

楽しい気持ちになる本です。
是非読んでみてください♪

絵本いっぱいに広がる柔らかいイラストと住人達の部屋、階段を降りているかのように書かれている文字が私にはとても魅力的でワクワクしました。

息子はくまくんの最後の忘れ物に「えーっ！！」とビックリ大笑い！
かわいらしいくまくんの物語でした。

4階建てのアパートメントで暮らす動物達のお部屋は、どれも雰囲気が違って、細部まで楽しめます。
楽器だらけのキリンさんの部屋、お風呂場がとっても広いカバさんのお部屋、そして宇宙好きのサルさんのお部屋。
みんな、それぞれが思い思いのおうち時間を楽しんでいて微笑ましい。
屋上から見る風景もとても美しく、思わずページをめくる手を止めて見入ってしまいました。
一番大切な忘れ物に気づくくまくんは愛おしいですが、忘れ物なんてあるかなととぼけた様子のお父さんはちょっとひどい。
ラストだけ、もう少し違う展開なら良かったかな。

色がとても鮮やかで、印象に残りました。やはり海外の絵本は日本発のものとは少し違っていて面白いなあと。
お話もかわいらしくてよかった。貸しているものを丁寧に「かえしてくれる？」って聞くところなんかは、もともと自分のものなのに相手のことを気遣う優しい気持ちを持ってるなーととても感心しました。子どもってそういうものかもしれないです。

アパートの1階に住んでいるくまくん一家。2階のキリリン、3階のカバッチョ、4階のサルタンとアパートにはお友達が住んでいます。
1ページの中に1階から4階まで描かれていて、それぞれの部屋がのぞけます。部屋のレイアウトや過ごし方も個性的で、なんともおもしろくて、可愛くて、色合いもとってもステキに描かれています。
戸建てに住んでいると、友達の部屋へ階段を上ればすぐという環境がとってもうらやましく思えました。
旅行へ行く準備をするため、お友達に貸していたものを返してもらいに階段を行ったり来たりするくまくん。
ワクワクしながら準備する様子が、とてもよく伝わってきて、子どもの頃のことを思い出しました。
あれも必要かな、これも必要かななんて、考えて荷造りしてると、大荷物になってるんですよね！
大人になるとなるべく少ない荷物にしようと思いがちですが、子どもって楽しいですね。
最後のオチには、笑ってしまいましたが、とっても大事だから忘れないようにね！