絵はマーガレット・ブロイ・グレアムさんです。
この絵本を読んで、子どものころから好きだった彼女の絵がますます好きになりました。
本当に素敵な絵本の世界を堪能できました。
シャーロット・ゾロ父さんの文章も穏やかで、情景豊かで素晴らしかったです。(邦訳のまついるりこさんの力も大きいかもしれませんね〜)
文章・絵・文章・絵と、見開きそれぞれ丸々1ページ使って表現するタイプの作品でした。(最近こういう表現方法の絵本が増えてきた気がします)
特に嵐の始まりを告げる稲妻がそれに光っているシーンは、雲の感じとか光の感じとか、すごく雰囲気が出ていました。
文章はそれほど長くないので、学校の読み聞かせなどにも使えそうですが、文章の部分のページと絵の部分のページが分かれているので、あらかじめストーリーを暗記するか、別紙に書いておくかして絵を見せながらそのシーンの話を語るのがベストではないかと思います。
読んであげるなら5,6歳くらいから小学校高学年くらいまでお薦めします。