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せんそうがやってきた日」 みんなの声

せんそうがやってきた日 作:ニコラ・デイビス
絵:レベッカ・コッブ
訳:長友 恵子
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2020年07月06日
ISBN:9784790254072
評価スコア 4.65
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みんなの声 総数 25
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25件見つかりました

  • 突然襲いかかってくる恐怖

    • サニーふうさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子8歳、女の子6歳

    ある日突然、何の前触れもなく襲いかかってくる戦争の恐怖が、ページをめくるごとにどんどん押し迫ってきます。立ち向かうことなどできるはずもなく逃げ回る少女ですが、戦争は追いかけてきます。
    平和な暮らしが一変する怖さ、すべて失う絶望感を絵本を通して体験し、子どもたち一人一人が立ち止まり、未来のためにどうすればよいか?考えるきっかけになったらよいなと、思います。
    わたしもじっくり子どもたちと話し合いたいと思いました。

    投稿日:2020/10/25

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  • 希望のいす

    やさしい家族がいて、楽しく学校に通っていた毎日。とつぜんすべてかわりはててしまう、、。女の子は一人ぼっちで、どんなに不安で心ぼそほかったことか。やっとたどりついた町の学校で、追い払われたときの絶望感がつたわってきます。淡々とした文章に、胸がいたみました。でも最後、たくさんの椅子に、かすかな希望が見えてきました。世界中の家族が、子どもが幸せな日々をすごせますよう、、

    投稿日:2020/10/22

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  • 戦災に追われた難民孤児

    イギリス政府が3000人の難民孤児の受け入れを拒否したことを憂えて、書き記した詩を絵本にしたことを重く受け止めました。
    戦争で家族も生活を失った子どもたちの事を考えると、戦争の悲惨さを理解し、子どもたちの救済を強く望まずにいられません。
    どうして戦争になるのでしょうか。どうして子どもたちに絶望を強いるのでしょうか。
    子どもたち同士の中から救いの手が出されたことを、象徴的に痛感しました。
    重いけれど、しっかりと受け止めたい絵本です。

    投稿日:2020/10/23

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  • 読ませるタイミングが大事

    タイトルを見て、まずは大人である自分のために読みました。そして私には難民、という概念自体が全く頭の中に無く、実感のないものだということが分かりました。
    戦争、は辛うじて何となく、想像できる。
    ここは敗戦国であるし、身近に被爆者の話を聞いてきた最後の世代なので。

    この絵本から、感じ取るのはただただ戦争という悪夢が、逃げても逃げても追いかけてくるということ。
    立場に関係なく、すべての人の心をむしばんでいくということ。
    それはいづれ子供が持つべき希望も損なわれていくということ。

    この作品を、自分の子供に読ませるにはタイミングが大事だと思いました。早すぎるとただの悪夢としか映らず、嫌悪するものになりそう。小学校で、戦争について学ぶ時期が読むべき時なのかなと思います。

    そして、私の素朴な疑問。
    難民に目を向けることはとても大事だし、人道的だと思います。
    でも先の大戦時、仮に戦災孤児である日本人の子供が他国に助けを求めたとして、誰が救いの手差し伸べたでしょう?
    誰が核爆弾による放射能まみれの子供を受け入れたでしょう?
    そうした現実を含めて、このような作品をどう読んだらいいのでしょう?

    投稿日:2020/10/22

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  • 希望のある世界

    衝撃なタイトルだったので、恐る恐る手に取りました。
    イラストは、悲惨な感じではないので、怖い感じはありません。
    でも、戦争は、穏やかで平穏な生活を破壊する。
    逃げ場所を失って、心までも失う感じが、わかります。
    せんそうがあること、難民がいることを他人事と思わず、こんな思いを誰一人させてはいけないと、みんなが強く思わなければと感じます。
    希望のある世界になってほしいです。

    投稿日:2020/10/18

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  • 戦争による難民問題を考えさせられる絵本です。
    イギリスのEU離脱も、欧州移民と共に難民問題が大きな理由になっていることは周知の通りです。

    ヨーロッパと違い、遠く離れた日本の地で「難民なんてかわいそう」、「イギリス政府はひどい」などと言うのは簡単です。
    口先だけで、どこか他人事のように思っているからです。

    無知というのは恐ろしいことです。
    戦争のこと、難民問題のこと、この平和で安全な日本で私たちが出来ることとは何なのか、考えることが大事だと思います。
    そして、一見平和に見えるこの日本でも、実は外から内から、戦争は知らず知らず近付いています。戦争はある日突然やってくるように思えて、実際にはすぐそこまでやってきているのです。

    戦争は人の心をむしばみます。
    希望を奪い、絶望だけを植え付けていきます。
    失うものが多すぎて、得るものは何もありません。
    そんな戦争を、この絵本に出てきた男の子のような優しさ、そして強さで押し返し、希望のある未来へと一歩一歩進んでいきたいと思いました。

    投稿日:2020/10/17

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  • 人が変わる日

    何も変わらない日常の始まり。しかし、午後に突然せんそうがやってきた。一気に暗闇になり、せんそうが何もかも誰もかもうばってしまった。孤児院になった女の子は居場所がない。いっそせんそうがない街にいこうと思っても誰もかも表情のない顔。椅子があれば私の居場所はあるの?一日も早く世界から争いがなくなることを祈るばかりです。

    投稿日:2020/10/15

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  • 大人として、問いかけられます

    「現在の戦争」が驚くほどさらっと描かれていました。
    しかし、よくよく見てみると、淡々と描かれた絵本のなかに、たくさんの情報が描かれていました。

    ・どうして突然、民間施設である学校が攻撃されるの?
    ・女の子の家族はどうなったの?
    ・女の子は逃げる間、一人でどうしていたの?
    ・ボートに乗って着いた先の浜辺にあった靴って何?
    ・女の子が身を寄せた小屋って何?そこは本当に安全なの?
    ・女の子がこんなにも大変な思いをしているのに、安全な学校で学んでいる子どもがいるって、どういうこと?
    ・女の子が大変な思いをしているなか、今、「あなた」は何をしているの?

    一見、簡単な内容に見える絵本ですが、きちんと知識を持って読まないと見えないものがたくさんあるように感じました。

    そして、知識を持っていても、積極的に情報を取りにいかないと、知るべきことも知らないまま日々が過ぎ去ってしまうという現代社会の在り方を、この絵本をとおして実感させてもらいました。

    私たちは、何を知る必要があり、何をすべきなのか問いかけられた絵本でした。

    この絵本を読むと、「自分も平和のために、何かしたい」という気持ちになります。
    このような気持ちを持つ人が増え、いつか連帯して、世界を変える一つの力となり、その一員に自分がなることができたら、とてもうれしいです。

    投稿日:2020/10/15

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  • 現在も

    『戦争』というと、映画を見ても、小説を読んでも、既に私たちの世代でも、教育の一環として、ある意味では、自分のこととしてというより、昔のこと…遠い国のことという感覚でみているところがある気がします。
    自分たちと、まったく同じように暮らしていた少女を通して、人ごとではない現実がシンプルに描かれています。

    投稿日:2020/10/09

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  • 世界平和とは

    世界の難民の約半数が子供。
    この現実をあとがきで読んで、言葉を失いました。

    平和に暮らしていた家族をある日突然襲った戦争。
    自分の家があった場所が穴になっていて、家族を一気に失うだなんて、本当に想像もつきません。

    知らない町へ行っても戦争はすぐそこまで来ていて、絶望的な主人公を救ってくれた少年の優しさに少しホッとしましたが、
    それは本当の意味での安堵ではない。

    この子たちが救われる日がやってきますように、と願わずにはいられません。

    投稿日:2020/10/05

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