郵便局に置いてあったクリスマスのチラシで知ったクンナスさんの絵本。サンタさんのいる国、フィンランド。その北のはずれのコルバトントリという山の麓にある村。小人のおじいさんやおばあさんは、世界中のよい子へのプレゼントを用意するのが仕事。サンタや小人の奥さんもパンを焼いたり、掃除をしたり、大忙し。居心地がよいこの村に、森の動物たちも、サンタクロースを慕って、冬を過ごしにやってきます。夏や秋の村の暮らしも描かれています。村のみんなが仲良く、楽しく過ごす様子に心が温かくなります。
そして、絵もじっくりと見ていると、いろんな発見があり、楽しいです。クリスマスイブの夜、先頭のトナカイは赤鼻のトナカイ。クリスマスの夜、サンタと小人たち全員が集まったお祝い。おかゆの中には、幸せをもたらすというアーモンドをいれてあります。誰に当たったのかを探すのも楽しいです。