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アンナの赤いオーバー」 みんなの声

アンナの赤いオーバー 作:ハリエット・ジィーフェルト
絵:アニタ・ローベル
訳:松川 真弓
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1990年12月
ISBN:9784566002883
評価スコア 4.76
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みんなの声 総数 57
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57件見つかりました

  • オーバーという言葉の響き

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子14歳、男の子12歳

    小さい頃は、コートよりオーバーと言っていました。
    とても懐かしいです。

    裏表紙の青いオーバーと赤いオーバーの表情の違いがいいです。
    本当に嬉しさが伝わってきます。

    戦争中後に新しいものを手に入れるのは大変だったのですね。
    大切な品々と引き換えに作ってもらったオーバーは、
    どんなに価値のあるものでしょう。
    アンナがひつじたちに、干草やりんごをあげるところにじーんとしました。
    こんな当たり前のことなのに、アンナはみんなに感謝しているのです。
    その美しい心にうたれます。
    この美しさに少しでも触れてもらいたいです。

    ロベールの絵がとてもいいです。
    希望や喜びに輝く表情がいいです。

    投稿日:2007/06/25

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  • 心の豊かさを教えられました

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    戦争が終わり、アンナは新しいオーバーを買ってもらうことになりました。
    でも、お店はからっぽ、食べ物もない、お金もない時代、お母さんは、家にあるものを売ってオーバーの材料を手に入れようと考えました…。

    丁寧に描かれた挿絵から、戦争の傷跡・悲惨さが伝わってくる一方で、出てくる人がみな穏やかで生き生きしている様子が印象的です。戦争が終わるというのはこういうことなのね、と思いました。人々の表情に、希望が感じられました。

    物やお金があふれている昨今、にわかにはぴんと来ないお話かもしれません。(大人の私でもそうです。)
    でも、だからこそ、じっくり読めば読むほど、心の奥にしみこんでくるようでした。
    物やお金の豊かさではない、心の豊かさ、そして、人と人とのつながりの意味を改めて教えられた思いです。

    戦争を扱った絵本ですと、何かしら強固なメッセージを感じることが多いですが、この絵本は、そうした教訓的なことは一つも感じられず、それだけに、逆に“平和の意味”をしみじみ考えさせられました…。

    終盤、アンナのオーバー作りに携わった人々を招いてのクリスマスイブ、アンナのオーバーの赤と、ツリーの緑の対照が素敵です。

    家ではもう子どもに読みましたが…、
    冬、クリスマスが近くなったら、ぜひ学校でも読みたいと思います。

    投稿日:2007/06/16

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  • オーバーができる過程を楽しめます。

    • どーもさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子2歳

    姪の本を譲りうけました。

    初めて読んだ時は、戦争という時代背景と共に語られる暖かな物語に、思わず涙がこぼれました。

    何より、戦争中ではなく、戦後の話なんですね。
    戦争が終わったらすぐに平和で住み良い世界になるわけではない。
    まさに戦争という哀しみを描いています。

    ただ、この絵本は哀しい絵本ではなく、お母さんとアンナが、焦らず、辛抱強く一枚のオーバーを手に入れるまでを、暖かな目線で描いています。

    豊かな現代の日本では、羊毛からという発想はなかなかできないですよね。
    今着ている服ができるまで、どれだけの労力が必要かが理解できると思います。
    オーバーが出来上がっていう過程を見るのも楽しいです。

    アンナが、オーバーを作ってくれた人達と、羊毛を提供してくれた羊達に、感謝をあらわす所も好きです。

    投稿日:2007/04/25

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  • オーバーができるまで

    アンナの新しいオーバーはきれいな赤色でとっても素敵!でも、このオーバーができたのはアンナのお母さんをはじめ、たくさんの人たちの協力があったからです。戦争で物がない時代にアンナに新しいオーバーを作ってあげるために努力するお母さんの優しさに心を打たれます。そんなお母さんの姿を見て、アンナもまた、自分のオーバーを作るためにがんばってくれたみんなに感謝の気持ちを忘れませんでした。このとっても素敵な親子だったからこそきっと、こんなに素敵なオーバーが出来上がったのでしょうね。

    投稿日:2006/12/15

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  • 戦争について話すきっかけに

    • ホートンさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子5歳

    最初に読んだときベスコフの『ぺレのあたらしいふく』と似ていると思いました。ヒツジの毛を刈るところから、染めて、織って、仕立ててもらうまで、さまざまな人の手を借り、対価を払うという物語が。服って大事、手作りってすばらしいね、というメッセージでは、ペチシカの『もぐらとずぼん』にも似ています。我が家の息子(年長)は、3冊とも大好きです。物を作るのが好きなタイプなのね。でも、この本には「戦争」がでてきます。荒れた町並み、壊れた家、疲れたような人の行列、けがをした人などがあちこちに描かれています。息子は「戦争って何?」と尋ねてきました。説明してもあまり理解できないようでしたが、何か少しでも心に残ってくれればいいと思います。

    投稿日:2006/10/16

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  • 女の子にお勧めです!

    真っ赤なコートをお母さんに作ってもらうお話です。戦後という時代設定で,お母さんはいろいろな物を交換して,最後にアンナに真っ赤なコートをプレゼントするというお話。クリスマスのプレゼントでコートをもらったアンナ,コート作りに携わった人たちをパーティに招待してみんなでお祝いをするところがとても素敵です。戦後にこんな素敵なパーティがあったら気持ちも元気になれるだろうなと思いました。絵も暖かく,登場人物の表情も穏やかで心温まる絵本です。

    投稿日:2006/04/12

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  • 自然に生まれる愛着と感謝

    母は娘にオーバーを贈ろうと考えます。まず最初に毛糸を作るために羊毛を手に入れることを考えます。インターネットで物が簡単に手に入る現代の感覚からいくと大変気の長い話です。物々交換により、最後にはオーバーを手に入れます。1つのものを作る過程で親子はいろいろな人と出会います。オーバーを通して、仕事と人に対する感謝の気持ちが浮かびあがっているように思いました。作られる過程から自然に生まれる愛着と感謝。物あふれる現代で忘れかけていた新鮮な喜びを感じずにはいられません。古くなったオーバーは青です。最後に手に入れるあたらしいオーバーは真っ赤
    です。質感のあるふたつの色が美しく印象的です。

    投稿日:2005/05/29

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  • 金柿パパの人柄がわかる?!

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳

    たぶん、数年前初めて絵本ナビにお邪魔した時から、ずっと気になっていた絵本です。
    この絵本ナビの事務局長である、金柿パパの好きな絵本の中でも、たぶん1・2位を争うんじゃないかと思われる(違ってたらごめんなさい)この本、残念ながらなかなか目にする機会がありませんでした。
    やっとやっと見つけた時は、うれしくてうれしくて・・・♪

    読んでみて、思った通り、いや想像以上に、素敵な絵本でした。
    まずは絵がいい!アンナやお母さん、それに登場するすべての人々の、穏やかな表情がいいんです。色使いもとてもきれいです。(子どもの頃から大好きだったアーノルド・ローベルさんの奥さんだというのに、今まで目にしたこともなく残念です。)

    新しいオーバーを手に入れるために、大切なものを手放し、長い時間をかけ、携わる人々とふれあいながら、待つというストーリーもすごくいい!現代人の忘れてしまった、大切なことをそっと教えてくれます。
    特に、ラストの羊さんたちにお礼を言いにいくシーンでは、幸福で胸がいっぱいになってしまいます。
    もちろん、幸福の裏側に潜む戦争についても、親子で長く語り合っていきたいと思いますが・・・。

    感想を書かれてる10〜20代の若い方たちが、この本を宝物にされてるのが、とてもうれしくなります。
    そして、この本を教えてくださった、金柿パパの人柄も何となくわかるような気がするんです。
    本当に、素敵な絵本に出会えるきっかけを作ってくださって、ありがとうございます。

    投稿日:2005/02/25

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  • どうしてお金が無いの?

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    子どもにとって戦争で物やお金が無いことは不思議なことのようです。
    だからこそ、実話に基づいたこのような絵本を読んで欲しいのです。
    同時に物ができるのはたくさんの人のおかげなんです。
    なんと羊の毛を刈るところから始まるアンナのオーバー作り。
    お母さんの優しいまなざしと、辛抱強く一緒に待ったアンナ。
    最後にお世話になった人々(もちろん羊さんも!)への
    感謝の気持ちも丁寧に描かれています。

    投稿日:2005/02/21

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  • わすれられない

    • たま5さん
    • 20代
    • その他の方
    • 茨城県

    小学生のころ買ってもらった絵本。
    今だに覚えています。
    苦労して徐々にオーバーに近づいていくわくわく感が読んでいてどきどきしたのを覚えています。
    特に、糸を染色するシーンがなぜか忘れられないです。
    苦しい時代の小さい町のほんの小さなお話だけれど、ふと思い出す懐かしい思い出のお話です。

    投稿日:2004/01/14

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