せなけいこさんの絵本には、よくウサギが登場するのですが、この絵本の主人公も、「うさんごろ」という強くてでっかいウサギです。
お話は十五夜。おもちをついて、季節の野菜をお供えして、さてお月様のおでまし・・・と思ったら、なんとこれがインチキな月!
文章の中に何度も「インチキ」「インチキ」とあるので、子どもも私も思わず笑ってしまいました。あまり、子ども向け絵本には無い言葉ですよね・・
「なむ うさはちまん だいぼさつ あじゃらかもくれん きゅうらいす てけれっつの ぱあ!」の呪文がツボで、何度も繰り返してみたくなります。
みんなで一斉に礼をしている後姿はとってもキュート♪
水が顔へざんぶり!!とかかる様子や、お月様が井戸から救い上げられてるのには大笑いしました。
起承転結がしっかりしていて、本当に面白い。
うさんごろの話の児童書も見つけて読みましたが、面白かったです。
是非是非、うさんごろの絵本をシリーズ化してもらいたいなぁ〜!