うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)
お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!
あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
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7歳の娘と一緒に読みました。 はじめて読んだ時は内容まではよく分からなかったようですが、2度、3度と読むうちに「どうしてこの子は倒れてるの?死んじゃったの?なんで食べ物がないの?」と質問してきました。 ぼくが、わたしがラーメンを美味しそうに食べている今も、どこかの国で食べるものも頼るものもなく亡くなっている子供たちがいるっていうことを母親の私も忘れていました。 子供に説明するのが難しい問題を、とても親しみやすい絵と文体で書いている絵本です。 低学年向きの課題図書でしたが、子供が一歳ずつ年を重ねるたびに、ふたたび読んであげたいと思う本です。
投稿日:2009/08/08
「今年の課題図書には泣かされたわ」と2年生のママに話したところ、 「去年の課題図書もずしんときましたよ。ページをめくる毎に1行が 重くなるんです。」とのお答え。 その本の名前は何度も見ていた。そう、ただ見てただけだったのね。 平和な日本のごく普通の小学生の食事風景からとなりの家、となりの町 となりの国、さらにそのまたとなりの国へ… 倒れて動く事の無い男の子の姿。 日本の子供たちのごくごく平凡な一日とあまりに対照的な遠い国の 小さな黒い塊。 しかしこれが現実。 これを読んだ子供たちはどのように、受け入れるのでしょうか。 太陽は平等に人を照らし、かぜは平等に吹き渡っているはずなのに… 読み終わり、再び表紙をめくると見開きには土色のグラデーション。 このページが虹色に描かれるような世界が訪れますように。
投稿日:2009/07/28
初め題名と表紙の絵だけを見たとき、楽しいお話かと思い手にしました。読んでみると、うまく言葉では表現できないけれども、ただただ感動・・・。最後の、かぜがふいていた・・・ で私の心にも 絵本と同じかぜがふいていたような気がしました。長男も7歳になり、色々なことに興味も出始め、世界が広がってきた気がすごくしています。自分のことだけではなく、広い目と広い心で世の中をみてもらえたら・・・とこの絵本をよんで思いました。そして、私自身も・・・。
投稿日:2009/07/25
長谷川義史さんの作品だったのでこの絵本を選びました。文章がシンプルなのが良いと思いました。現実を説明していてそれに対して作者の気持ちが一切語られていないので読者が色々考えさせられるのが良いと思いました。日本でのみ暮らしていると感じられない幸福をこの絵本を読む事で再認識できるのが素敵でした。
投稿日:2009/06/24
平和への願いが込められている絵本です。 世界中の子供が、安心して暮らせる世の中にしていきたいものです。 だれもが平和を願っているのに、子供たちには何の罪もないのに、生ま れた環境に支配されて生きていかなければなりません。 同じ子供でも、働かなければ生きていけない子、みずも満足に飲めない 子、戦争で犠牲になった子、悲しくなるだけでなんの手助けもしてあげ てないです・・・・ 思いは深いです。 同じ時を過ごしているのに、辛い悲しい出来事も起こっています。 贅沢をしなくても、食べられればとても幸せなんだと思いました。
投稿日:2009/06/22
なんとも幸せそうにラーメンのスープを啜っている絵。 さてさて、何が始まるのかと開いてみたら、お隣の子の話になって、そのまたお隣の子の話になって、……、お隣の国の子の話になって、そのまた……………。 “かぜが ふいていた”が、キーワードですね。 この同じ星に生まれて、今この「時」を共有しているこどもたちは、それぞれ、一生懸命に生きている。 こういう事って、大人も忘れがちですよね。 9歳当時の息子に一人で読ませてみたら、あらたまった声を出し、「お母さん、何かお手伝いしましょう。」と台所に入ってきました。 大変哲学的な作品でした。 小学校中学年位からが、読み取れる学齢では無いでしょうか。
投稿日:2009/06/21
こどもが小学校で借りてきた絵本です。 長谷川義史さんの絵本は表紙を見たらすぐ分かり、 読む前からどんな話かうきうきします。 ぼくがラーメンたべてるとき、となりで(猫の)ミケがあくびした。 で始まります。そこから、近所の友達、ついには遠い遠い国に 住んでいる人は何をしているか描かれています。 同じこの空の下で、世界中で何が起こっているのだろうか・・・ と考えさせられる深ーい絵本です。
投稿日:2009/06/08
あっさりとした文章の中に、今の地球で起こっている悲しい出来事を伝えてくれています。 食べられるから幸せ、物があるから幸せとだけの感想を持って欲しくはないな…と。その先に今の幸せに感謝する気持ちを持ってくれたらな…と思いました。何度も繰り返して読んでほしい絵本です。
絵本の読み聞かせに参加した時に、先生が読んでいた絵本です。 幼稚園児に読んでいたのですが、少し難しかったみたいです。 自分がいかに平和に過ごしているか、他の国では子供達がどうなって いるか・・・。いろいろ考えさせられる絵本です。 読み聞かせをするなら、小学校高学年がいいと思います。
投稿日:2009/04/20
今日、子どもたちと公立の図書館へ行き、長女が借りました。小学校の図書館でチラッと見かけて気になっていたらしいです。 自宅に帰って長女が音読しているのを横で何気なしに聞いていたのですが、読み終わった後に私もゆっくり声に出しながら読んでみました。初めのうちは、何か面白い内容なのかなと思っていましたが、後半になるにつれ徐々に何とも言えない気持ちになっていきました。 読み終わって長女に感想を聞くと「最後の男の子がかわいそう」と話してくれました。 私も少し掘り下げた感想を次女も交えて話しました。何の運命か分かりませんが、ちょうど今日のお昼は3人でラーメンを食べていたので、そのことを例えに出しました。 私たちがラーメンを美味しいと思って食べている頃、同じ日本内国では、各々が思い思いに過ごしているのですが、遠くよその国へ移動していくにつれて、食べることに困っていたり、大人の都合による争いのために大切な命さえ亡くしてしまったりという同じ年頃の子どもたちの存在があるのでした。 学校に行きたくても行けない。お腹がすいていても食べる物がない。 長女、次女には分かりやすいところで、ご飯の好き嫌いについて振り返ってもらいました。無論、私自身にも言えることですが…。 大人が読んでみていろいろと感じることが多いような気がします。 本にあるように、どこにいても風は吹くし、夜空を見上げれば月があります。でもいつどんなことで逆の立場で月を見上げることになるかは分かりません。たまたま私は日本という国に生まれたまでです。 今の平和な生活に感謝しつつ、いつかは遠い国でも同じように美しい月を見上げることができるといいなと感じました。 久しぶりに考えさせられた、いい本でした。なによりも、子どもたちと話題を共有できたことが幸せに感じました。
投稿日:2009/03/15
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