題名を見ればとても楽しそうなテーマに思えますが実はとっても
重いテーマが隠されているこの絵本。
身近なところから始まり順にスケールの大きな展開になるところは長谷川さんの絵本の特徴のひとつでもありますよね。
6歳の娘は初め読んだときはこの絵本が伝えようとするものを感じることができませんでした。
むしろ、なぜ男の子は倒れているの?
そう質問されました。
娘に置き換えて「○○がラーメン食べてるときにね・・どこかの国の男の子がおなかをすかせて倒れているかもしれないし、病気で倒れてしまっているかもしれないのよ」
と話すと急にこの絵本の言おうとしていることが結びつき始めたようです。
自分が美味しい!といいながらおやつを食べているときにも
おやつすら食べられずに働いている子もいれば・・病に臥している人もいるかもしれない。
そんな世界に少し視線の先を向けるきっかけになったら・・と思います。
幼稚園児には少し難しいテーマではありましたが何か感じるものがあったと思います。