エプロンシアター・人形劇・ペープサートと、
お話し会では、定番中の定番ですね。
同じマーシャ・ブラウンでも、
「ちいさなヒッポ」の木版画は、
力強さが前面にでて生命力を感じさせてくれましたが、
「・・・がらがらどん」の石版画は、
恐いなかにもソフトさがあり、
がらがらどんの強さと共に、ゆとりと大らかさが表れ、
トロルの恐さとまぬけさも、よく伝わるのだと思う。
「小さいやぎのがらがらどん・・・かた こと かた こと
二番目のやぎの・・・・・・・・がた ごと がた ごと
大きいやぎの・・・・・がたん、ごとん、がたん、ごとん」
このくり繰り返しのフレーズは、
意識しなくてもだんだん気持ちが高ぶり、
「おれだ!おおきいやぎのがらがらどんだ!」
と叫ぶシーンでは、アップの顔の挿絵に負けまいと
思わず力がはいります。
語り継がれてきたお話しの面白さと確かな絵が、
不思議な力を発揮しているのでしょうね。