私自身が子どもの頃に読み、懐かしくて、先日とうとう
購入してしまった一冊です。
子供心に強く印象に残っていたのは、やはりこのイラストでしょう。
がらがらどんの前に、トロルが現れたシーンでは、子どもの頃と
変わらぬドキドキ感を感じることが出来ました。
息子にも園児だった頃に読んであげたことがありますが、
一時期、息子の中でトロルがブームとなり、公園の滑り台の下に
潜り込んでは、「だれだ、おれの橋をかたことさせるやつは」
と、トロルごっこをしていたのを思い出します。
最後は、がらがらどんにとっては、ハッピーエンドの話に
なっておりますが、大人になった今では、トロルって本当に
悪者なのか?という点で疑問がわいたりします。
なんだか、話せばわかってくれるような気の優しい雰囲気が
漂っているんですよね。
気になって調べてみたところ、トロルは、北欧の国、特に
ノルウェーの伝承に登場する妖精の一種なんですね。
北欧民話ならではのストーリー展開なんだなと思うと、
さらに楽しさが増したように思います。