伊丹市立美術館で、こどものとも原画展がありました。
そこの物販コーナーで、息子が自分で選んだのが、この絵本。
実は、この絵本は原画の展示がなかったのですが・・・
選んだ理由は、絶対、表紙が電車だったからってだけです。
無類の電車好きなので・・・。
字のない絵本です。
昔ながらの夜行列車に、人々が乗り込んでいき、夜を越えて目的地に到着するまでを、絵だけで物語っています。
子どもと一緒に、「赤ちゃんがいるね」とか「上着を脱いでる人がいるね」「トランプしてる」など、いろんな発見ができます。
絵から物語を読み取る力や、想像力がかきたてられる絵本ですね。
息子は、私が教えたことをそのままくり返し、
「やこうれっしゃってな、よる すすむねんで」
って教えてくれます。
昔の絵本なので、夜行列車という設定そのものが古いのは、
子どもに新しい世界を見せてあげることができて、
とてもいいのですが、ひとつ気になることが・・・
それは、車内や駅構内でタバコを吸っている人がいることです。
今は、所定の位置でしか吸うことができないのではないでしょうか?
しかも、タバコを吸っている人の割合が結構多い・・・
タバコは、誰が何と言おうと人体に有害です。
もちろん、実生活でも、
子どもがタバコを目にする機会をまったくなくすことは不可能ですが、
なぜ、子どもが目にすると分かっている絵本で、
タバコを登場させる意味があるのか・・・
リアルに表現したのでしょうが、リアルさを追求する方法は他にもあるはず。
その点だけが、引っかかりました。