「くまのルイス」 みんなの声

くまのぬいぐるみのルイスと小さな男の子のお話です。
ルイスは男の子にひどい目にばかり合わされるので、とうとう家出を決意しますが、なんだかんだ言って、やっぱり男の子と一緒にいることを選びます。
汚されたり、置き去りにされるのは、男の子がルイスといっぱい遊んでいるからなんですよね。
うちの息子もパンダのぬいぐるみが大好きで、よく抱えて遊んでいます。
息子の姿と重なって、くすっと笑ってしまいました。

かわいい表紙にひかれて、読んでみました。くまのぬいぐるみのルイスの目線で、持ち主の男の子との生活がえがかれています。文は短くわかりやすく、時にくすりと笑えて、かわいくて、最後はほっこり。ぬいぐるみと一緒にプレセントしたいと思う絵本です。

図書館の新刊コーナーで見つけました。
表紙の、プレゼントの箱から覗くくまが、とってもかわいかったので、ページをめくるのが楽しみでした。
持ち主の男の子に乱暴に扱われている、くまのぬいぐるみのルイス。
さすがに我慢ならなくなって、家出する！と決意します。
とにかくイラストがかわいくて、読みながらキュンキュンしてしまいました。
知らない作家さんですが、他にも絵本を描かれているのか知りたいです。

くまの人形の「ルイス」から見た、人間の男の子との友情物語です。
男の子らしい粗雑な態度に腹を立てて出ていこうとするくまのルイスですが、はたから見ているとふたり（ひとりと1匹）のやりとりが微笑ましく感じました。

絵は線が太くはっきりしていて遠目がききます。
テキストの字も大きいので、読みやすいです。
5，6歳くらいから小学校低学年くらいのお子さんたちの読み聞かせにお薦めします。