題名が魅力的です。
そう、自分たちで作るパンということですね。
イーストで発酵させて、こねて、オーブンで焼く、と、
工程は本格的です。
生地が膨らむさまなど、子どもにとってワクワクする工程がいいですね。
成形のところは、日頃粘土で鍛えた子どもの方が上手だと思います。
作業場にさりげなく時計があり、時間の経過も感じ取れるところは、さすがです。
もちろん、焼き上がったパンはとてもおいしそうです。
林明子さんの描く子ども像が、生き生きしていてキュートです。
分量とかは記載がなく、どちらかというと工程をじっくり観察することに力点が置かれています。
そう、料理も一種の科学です。
幼稚園児くらいから楽しめると思います。