せなけいこさんの絵本です。
純日本風。昔話の作りになっています。
わがままな女の子がいます。
嫌いな食べ物、ちょっと壊れてしまったもの、すべてくずかごにポイ。
見るに見かねてか、ある日 この世ならぬ力が女の子をくずかごの世界へひっぱり込みます。
そのにはすてられたものたちがおばけになって、捨てた者を探しているのです。。。
物を大事にしない小さい子供が読んだら、本当に怖いでしょうね。
私が子供の頃は、この手のお話が「日本昔話」「世界昔話」などで沢山語られていたものです。そんなお話をテレビでみるのがとても怖かったのを思い出します。
「ものを粗末にしない」ということを教える絵本です。
ちょっとだけ出てくるねずみの使われ方もいいですね。
お話はよくあるものですが、せなけいこさんの切り絵がすばらしいので星5つです。