読み始めたとき、「三びきのくま」を思い出しました。
あの話も、小さいときは「大きいくま」がお父さんで、「中くらいのくま」がお母さんで、「小さいくま」は子どもなんだと勝手に思っていましたが、実はあれは親子という設定ではなかったみたいです。
この作品は“自分の〜”という自我が芽生え始めたお子さんにぴったりの、ほのぼのとした可愛いお話です。
椅子とか茶碗の後にさりげなく『歯ブラシ』が出てきているところがいいなと、思いました。(母親の一人としては、さりげなく食後の歯磨きを意識してくれているところが!)
あとがきの作者の言葉から、三浦太郎さんのお子さんとの微笑ましいやり取りが垣間見えて楽しかったです。
はっきり見やすい絵と、わかりやすい言葉を使っている三浦さんの絵本は、
読み聞かせなどにも使えますが、
こういう家族をテーマにした作品は、(小さいお子さんがいるお宅は)ぜひおうちでお父さん・お母さんのお膝で読んであげてほしい1冊です。