高学年のクリスマス向けに選んでもらった1冊です。
クリスマス前のこの季節、どこのおうちも家の中を飾って、銘々がクリスマスを楽しもうとしていますよね。
家の外にも素敵なイルミネーションがあり、道行く人も楽しませてくれるお家もあります。
みんなが楽しみなクリスマス。
でも世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら・・どうなるのでしょうか?
物があふれる程ある今!人が作ってくれたツリーで満足できるのでしょうか?
私はこれが飾りたい!ぼくはこれが飾りたい!
きっと・・自分のことばかり考えて、押し付けてしまうのではないでしょうか?
我家のこどもたちもこの本を読んで・・ページをめくるたびにいろいろな言葉が出たのですが、
『こんな飾りは変だ!』『ださい!』『ありえない・・』次次に出る・・否定の言葉の多さに愕然としました。
でも・・・読み進めといるうちに段々口数も少なくなっていく子どもたち。
子どもの感性は豊かで繊細です。
真っ黒になったツリーをみて娘は少し泣きそうな顔になったので・・ほっとしました(親ばかですね)
クリスマスの絵本ですので・・やっぱり最後は幸せになりたい!と願いながら読み進め・・大きな安堵で終われ本当によかったです。
こんなにハート(心)が温かいものだとは・・・
本当に大事なものは何かを今一度考えさせられた絵本です。
絵本はこどもだけのものじゃありません・・大人もしっかり呼んで欲しい1冊でした。