『夏の庭』などで有名な湯本香樹実さんによる作品。
『夏の庭』でもそうでしたが、主人公の心の描写がとっても感じさせてくる絵本でした。
「あなたも、きっとすばらしい魔女になれますよ。
でもそれには、もっとまほうの練習をしなくてはね。」
そんな昔からいる鏡の忠告も無視して、努力を怠っている魔女。
ある日、魔女の発した一言により鏡が壊れ、魔女は魔法が使えなくなってしまいました。
さて魔女はどうしていくのか?
なくして初めて気づく大切なもの。
自分の吐いた暴言の重さに気づくこと。
大人になってもありますが、
10代など青春時代に経験した苦い思い出が蘇ってくるそんな絵本でした。
子供にはまだ正直いってこの魔女の心変わりとかを理解するのって難しかったとおもいます。
でも最後のハッピーエンドに、
そして誰かのために頑張る魔女の姿にかっこよさは感じたようでした!