今度のクラッセン、SFでっせ。
怖いんか?
そりゃ、空から落ちてくるから怖いに決まってるがな。
何が落ちてくるんや?
あほかいな、それゆったら(言ったら)おもろないやろ。でも、ゆいたいな。ゆうたろか。でも、ゆうたらあかんな、やっぱ。空から落ちてくるもん、ゆわれんけど、ものすごい怪物出てくるねんで。一つ目や。しかも、その目ン玉から火、出すんやで。な、怖いやろ。SFやろ。
そりゃ怖いな。で、誰が出てくるんや?
ガンコなカメや。それと、おしゃべりなアルマジロに無口なヘビ。
なんやけったいな登場人物やな。
何しろクラッセンやからな。みんな、かわいい帽子、頭にかぶってるんやで。
でも、SFなんやろ。
そや、SFや、空から落ちてくるんやから、でっかい…おっと、ゆいそうになったやないか。
で、なんでこの文章、大阪弁なんや?
そりゃ、この絵本もまた、長谷川義史さんの大阪弁の翻訳やからに決まってるがな。
思うんやけど、クラッセンの絵本がもし、もしやで、長谷川さんの大阪弁でなかったら、だいぶ雰囲気が違うやろな。
そやで、クラッセンの絵本が日本で楽しめるのは、大阪弁の力が大きいのとちゃうか。
ほんまやな。でも、原文はどんなんやろな。
この絵本の原題が「THE ROCK FROM THE SKY」からだいぶ雰囲気が違う。
「THE ROCK」って?!
しもた! 答え、ゆうてしもた。