「ゴムあたまポンたろう」 みんなの声

ぽーんぽーんと、どこに行ってしまっても、
おやすみのときにはママのとこに帰ってきてくれるのね♪

というのが最初の感想です。

なんだかイヤラシイはげしいピンク・・・
なのにこの絵本はかわいらしいんだから、たまりません。

何度か読んでいるうちに、
私は、海の風をしょっぱいなぁ〜
ってポンたろうが思うところで、
なんだかせつなくなりました。

どこにも下りることが出来なくて、
もしかして、泣いていたの？ポンたろう・・・

ぎゅーってしてあげたいよう。
〔破裂しちゃうかな〕

ゴムあたまのポンたろうが、主人公です。
頭が、ゴムで出来ているのです！
ここですでに、長ワールドですよね。

そのポンたろうが、頭をポンとぶつけては、どんどん飛んでいくのです。
途中で、ポンとはいきそうにない風景にやってきて、どきどきします。
でも、上手い具合にポンといくのです。
ここのところが、ほんとに面白くて引き込まれます。

図書館で借りたのですが…

「読書感想文・課題図書」だそうで。
その事実に、ぶっとんでしまいました。

どちらかというと好きなほうの本ですが、私なら「感想を書けと言われたくない」部類の本かもしれません。

ことばにしにくい「よさ」がある、というか。
ひとりほくそえんでいたいので、「うひひひひ…」が、もっとも近い感想かもしれない、というか…

ベタに説明したくないです、そんな野暮なこと。
…なんて、学校むけには書けないでしょう〜。
ここには書いちゃいますけど。

息子が気に入って図書館から借りてきた絵本です。
読んでみると、（｡･w･｡ ） ﾌﾟﾌﾟｯ♪
息子らしい選書！

思わず「お〜い！どこまで行くんだよ〜！！」
って新聞を丸めてできたメガホンで叫んでしまいます （＾◇＾）
やはり息子の笑いのツボにはまったらしく
「おっかし〜！！あたまがスーパーボール？」
ん〜、確かに。発想的にはいけてる！

なんじゃこりゃ〜？って、不思議な世界に笑いっぱなしの
私達親子でした（-｡-；）

私が読んだ“長　新太”の作品はみんな唐突です。
この本も、いきなり頭がゴムでできている男の子が飛んで来るところからはじまります。
理由なんかありません。
いろんな所へ飛んでいって、弾んで、またどこかへ飛んでいきます。
お話は、男の子がゴムの木で少し休むことにして眠ったところで終わるのですが、たぶんこの子は元気になったらまたどこかへ飛んで行くのでしょう。
のびのびした絵に、きれいで斬新な色使いも引き付けられます。
ほんとに何の脈絡もなくてありえないけど、子供と一緒に楽しく笑える一冊です。

ゴムあたまぽんたろうさんは、頭がゴムなんですね。

息子と読んでいて、頭がゴムなんて、最初は『え〜？』。

どうして、頭がゴムなんだろう？！とふしぎになってしまったのですが・・・

そこはやっぱり、長新太さんの絵本ならではの展開のような気がしました。

いろんなところに飛んでいくポンたろう、息子はそれを見て、
『（自分も）飛んでみた〜い』なんて言っていました。

おなじみ長新太ワールドです
ポンたろうは頭がゴムなのでポーンと打たれて飛んで行きます、長新太さんの絵が楽しいです、そしてナンセンスなお話なのですが、楽しくなります

みんなにけられて疲れてしまい、最後はゴムの木に止まります、そして気持ちよさそうに「すーすー」と最後に終わり一安心となります

長新太さんの絵本は好んで読んでいまして、保育園三歳児組
で読んで見ました、このクラスではなぜか長さんの絵本が続いてしまいますが、子どもたちも楽しそうだからかな〜

　長さん大好き家族の我が家で、この手の本がウケナイハズモなく、みんなで楽しませていただきました。もう題名からやられてしまいました笑！ゴムあたま？ポンたろう？ワハハハ！！です。
　飛んでいく先々での展開もたのしかった！！はりねずみの段ではちょっとひやひや・・って思ったら、「サッカーか！」って笑！
　
　長さんの本を読んでいると、いっつも思うことが、・・
私も誰かに読んでもらって楽しみた〜〜い！！！子どもたちは幸せだって思います。自分で読んでしまうと、字を追ってしまって１００％絵本の世界を楽しめてない気がしてもったいないと思ってしまうのです。　　それくらい長さんの世界は底抜けにたのしくって、偉大です。
　絶対にパパに読んでもらって・・・って今から機会を狙っています。

頭がゴムでできているポンたろうが、次々と色々な者（物）に打たれて、あちこち放浪します。
ちょっと哀しいような。
でも、本人は打たれて、常にあちこち飛んでいたいような感じだし。
なんとも不思議なポンたろうです。

最後は少し一休み。
ホッと安らぐ気持ちになります。

山や大男、バラのとげにポンッとぶつかりながらどこまでも飛んでいくゴムあたまのポンたろう。いかにも気持ち良さそうです。この爽快感をさらに盛り上げているのがやはり、長さん独特のダイナミックな絵でしょう。どこまでもどこまでも続いていきそうな広がりのある絵、何度も重ねぬりして出されている絶妙なグラデーション。ダイナミックであり繊細でもある絵には鳥肌が立ちます。一時期うちの娘は本当にポンたろうにはまっていて、毎日読まされていたパパが「もうポンたろうはいやだ！」と逃げ回っていたほどです（笑）。子どものために全力で絵本を描いていた長さん。その思いが絵本から子どもにしっかりと伝わっているのでしょうね。長さん、素敵な絵本を本当にありがとうございます。