表紙から娘は主人公の子ウサギ・ニックと
一緒で恐がっていました。
暗闇がバックで夜の窓の外が見え、
シーツを口にくわえかなり怯えている子ウサギ。
ニックのたくましい想像力が家中の者を起こします。
狼が100匹!追いかけて来てる!
実際子供はお話を大げさに言う傾向がありますよね。
でもここでお母さんは「いいから早く寝なさい!」では無く、
ちゃんとニックのお話に耳を傾けます。
そして不安を取り除いていくところ、肝っ玉母ちゃんです。
そしてやっぱり「おかあさんがいちばん」って思ってくれるのです。
ちなみに原書のほうは「おーかーあーあーさーあーん!」
のところ「H-E-E-L-L-L-P!」(助けてぇ!)になっています。
たった1行のラインだけでも、
訳でこんなに雰囲気は変わるんだなと思いました。