「ちいさいひなた」 みんなの声

「ひなた」とは子どもの名前なのかなと思いページを開きましたが、「日向」のことだったのですね。ひなたのあったかさや移ろいのある感じが読んでいて感じ取れました。ぽかぽかの日向があるだけで、大人も子どももほんわかした気持ちになりますね。読んだあと思わず実際のひなたを探してみたくなる絵本です。

身近にありすぎて、気にしてなかったから、はっとしました。本当にあるあるです！　寒くなってくると、日々、移動するひなたを追いかけ、まどろむうちの犬。あたたかみのある、やさしい絵。まさに、ひなたにあたる、心地よい、ほっこりとした気持ちで読み終えました。

窓から差し込む光でできた小さなひなた。
フローリングの床なのかな？でも、私には縁側にできた小さなひなたに見えました。
懐かしい思い出がよみがえってきたからです。
レースのカーテンと一緒にゆらゆらする光やポカポカと温かな光。
思わず床に寝そべって日向ぼっこした気持ちいい思い出。
縁側になんでも持ち込んで、一日日向ぼっこなんてことも。。。
見ているだけでなんだか癒されるような、優しく温かな絵本ですね。

光の差し込み具合でひなたが大きくなったり小さくなったり、三角になったりゆらゆら揺れたり。
手で捕まえようとしても決して捕まえることが出来ない。
考えてみると、ひなたって不思議ですよね。

特に冬の時期はあの何とも言えない暖かさは貴重ですし、縁側で女の子と猫とお母さんが三人仲良く座布団の上でひなたに当たっている様子は、とっても気持ち良さそう！
そうそう、ひなたっていい匂いがするんですよね〜。
特におひさまの光をいっぱい浴びた猫の毛は最高です笑

ひなたを題材にした今までになかった視点の絵本です。
可愛らしいイラストと優しい色遣いで、まるでひなたぼっこしてるようなぽかぽか温かい気持ちになりました。

ひなた、は日向ぼっこのひなただったんですね。太陽の角度で、おうちにさしこむ光の形がかわっていきます。女の子やネコがひなたで遊んでいるのが、ほほえましいなと思いました。女の子もネコもママもみんな日向ぼっこしながら、お昼寝は気持ちよさそう。ぽかぽかまったりしたお話と絵にリラックスできました。

ひなたを見つけた女の子と猫のあたたかな空間が、絵や文から伝わってきてとても癒やされました。途中で出てくる｢おざぶ｣という言葉も、響きがとくに可愛くてお気に入りです。
光や影を見つけて観察する姿は、幼い頃の自分と重なるようで、懐かしく不思議な感覚にもなりました。
日常にある幸せを再確認ながら過ごしていきたいと思わせてもらえた本です。自分の子どもがもう少し大きくなったらまた一緒に読みたいと思います。

「ひなた」とひらがなで書かれていたので、「何だろう？」と思って読んでみたところ、「陽だまり」のことでした。
お日さまが差し込んでできるひなた。ひなたと戯れる小さな子ども。そんな、この絵本の主人公の様子と温かそうなひなたに、読んでいてほっこりさせていただきました。

「ひなた」に注目した科学絵本かな？晴れた日に見かける、何気ない「ひなた」の形を、子どものころ面白いと思って、陽の移動で形が変わるのをずっと眺めてたり、形を自分で変えてみたり…という経験を思いだしました。特に冬の「ひなた」は温かくていいですね。

日常生活で見かける日向（ひなた）。
その日向を満喫する様子を描いてあります。
この視点に拍手！
まずは、ねこが登場しますが、こんな光景、確かにあります。
次は女の子。
捕まえようとする行動に、共感してしまいます。
そして、日向ならではの展開にほっこり。
こんな小さい幸せ、愛おしいです。
小さい子から、ちょっとした遊びのヒントとしても。

ひなた。
毎日の生活でいっぱい見付けて良そうなのに、忙しいとひなたに目が向いていなかったかも。それにうちの子供達もまだひなたを気にしていなかった気がしました。

でもこの絵本のおかげで、子供達とコミュニケーションが取れそうな気がしました。

うちにも猫がいるので、この絵本と同じようにひなたに猫を連れて行ってあげてみても楽しそう。この絵本の中の猫ちゃんは、とってもひなたに当たって温かそうで、なんだかほんわか温かい気持ちになりました。

ひなたを見付けて、手に取って見て温かさを感じたり、ひなたを見付けて、そこにお花の植木鉢を移動してみたり、子供と一緒にひなたの当たる場所に座ってみたり・・。色々と楽しめそうです。

この絵本、シンプルそうだけれど、いっぱい子供達と素敵な時間が過ごせる、素敵な絵本だと思いました。毎日の生活の中で、ひなたを見付けてちょっと穏やかなほんわかした時を子供達と楽しみたいな、そう思いました。

とってもお薦めの1冊です。