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石垣と石段だけで花のない町を想像すると、とても無機質な感じがします。 花を育てる場所がないのでしょうか。 心にゆとりがない世界のように思えます。 おじいさんが、鉢植えの花を見て、わずかに見える土に花の種を植えることを思いつきました。 わずかでも土があれば花が咲くと思ったのでしょう。 そして、咲き始めた花は、町を変えていきます。 花のある暮らしが、なんと素晴らしいことなのかを実感しました。
投稿日:2024/05/10
子どもがいないおじいさんが、奥さんと死別して、仕事を辞めた後引っ越してきた石でできた町。 生き甲斐がなく寂しいおじいさんがみつけたライフワークが花の種を植えることです。 おじいさんがなくなった後も、おじいさんが植えた花はたねをつくり町を花で飾ります。家族のいないおじいさんだけど、花をみるたび町の人々が思い出してくれる光景を思い浮かべると、嬉しいような寂しいようななんともいえない気持ちになりました。
投稿日:2019/03/18
人は、年老いてひとりになった時、なにをもとめるのでしょう。 おじいさんは、なにもすることがなくて、寂しいと思いました。 ある日、おじいさんは、窓辺に咲いている小さな赤い花の植木鉢を見つけます。 そして、素敵な思いつきをします。 花・・・植物は、どれほど私たちの心を豊かにしてくれるのでしょう。 石ころだらけの町に住んでいる人々の心は、とげとげして冷たかった。 でも、おじいさんの蒔いた種が綺麗な花になって、 町の人々の心が少しだけ、豊かになりました。 花は、私たちに元気をくれます。 心を豊かにしてくれます。 美しいところには、優しさもついてきます。 おじいさんは、そんな素敵な町に住みたかった… おじいさんの意志を継いだ女の子や町の人たちによって、 とても可愛らしい花で埋め尽くされた素敵な町になり、 心から良かったな〜と思いました
投稿日:2012/07/24
石ばかりの町で花を育てたおじいさんの話です。 最初は石ばかりとはいえ、きれいなレンガや石でできた町の風景はとてもきれいでした。 その後、おじいさんとおじいさんに共感した町の女の子が町に花を増やしていくのですが、 石畳やレンガの壁の間に小さい可愛らしい花が咲いている風景も、それはそれでとても素敵でした。 ただ、途中で、おじいさんが死んでしまうんですよ〜、この話。 いつかは命は消えるものですが、別にこんな優しいお話の途中で、主人公のおじいさんをわざわざ死なせなくてもよかったんじゃないかな〜と、思いました。
投稿日:2012/06/14
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