イタリアンテイストの伊達男のカッパ!?
まず、その時点で仰天です。
表紙絵でじっくり眺めてみると、気品あふれる佇まいにキラリと光る皿。
「カッパーノ」の響きとともに、ほら、もう、カッパーノの世界。
首に巻いたスカーフも、キュウリ柄でしょうが、ブランド物の柄に見えてしまいます。
颯爽と登場したものの、自慢の皿をカラスにひったくられての騒動。
ここからは、皿探しの様子が愉快です。
おやおや、カラスと一緒に、あそこにも、ここにも。
「怪盗カラスマン」の「盗」の漢字にある皿にも反応してしまいます。
図書館に、何気に並んだパロディー本に突っ込みも多数。
そしてついに!からの悲劇。
でも、そこからの逆転劇は、やはり、カッパーノの日頃の行いの賜物でしょうね。
「みどりの おわかいの」というおじさんの声掛けが滋味深いです。