今起こっている様々な社会問題、環境問題につながるお話だと思いました。
水害が起こったのは誰のせいでしょう。
クマは原因を探って、問題の根源を訪ね歩いていきます。
そして意外にも原因は自分だったことを知るのです。
クマの兵士は人間を代表しているのではないでしょうか。
原因は、人のおごりであったり、開発だったり、目先の便利さ追求のために、それがどうなるかを長期予測していなかったことにあったのだというのです。
起こってしまったことは変えられません。
でも起こしてしまったことに対応する姿勢は、クマの兵士を見習うことはできます。
クマの兵士は、自らの行為を反省し、責任的行動を取るのです。
ヤマザキマリさんの気持ちが入った訳が光ります。