これも読み聞かせ講座の課題図書でした。
石井桃子さん訳の、古典的な作品のようですね。
かろうじて食べられずにすんだ、
川辺のゼリー状の4つの卵から生まれおたまじゃくしたち。
やがてかえるになって、楽しい1年が過ぎてゆきます。
最初から食物連鎖を痛感。
でもね、かえるたちだってとんぼの卵食べているんですから・・。
そんなところも含めてていねいに描かれています。
天敵に狙われたり、スリリングな展開もありますが、
かえるたちの表情が天真爛漫で素朴でいいですね。
そう、かえるは冬は冬眠するんですね。
彼らなら、きっと素敵で愉快な夢を見ていることでしょう。
欲を言えば、次の世代へと、産卵のところまであれば
うまくきり無し話みたいでよかったのですが・・・。