「ごきげんならいおん」の絵のロジャー・デュボアザンさんの絵ということで手に取りました。
サブタイトルは“ゆたかな秋のものがたり”
扉絵の黄葉の見事さに、これが秋のきんいろよね〜、と納得。
晩夏から初秋への移ろいの様子の事細かい表現が素敵です。
そして、感謝祭までのアメリカの秋を見事に伝えています。
草木や虫を通し、また農作業の様子から秋をたっぷり感じられます。
作者のトレッセルトさんは、“こどもたちに言葉の感性が育つように”との願いから詩的な文章で表現される方だそうです。
淡々とした文章なのですが、詳細な表現に何度読んでも感銘を受けます。
高学年のお話会で読みたくなりました。