優しいタッチの絵と、石井桃子さんの文章。
やはり安心して読める作品でした。
ありのありこちゃんはお母さんから頼まれてお使いに行くのですが、
道草くったばっかりにトラブルに遭い、カマキリに食べられ、
カマキリはムクドリに食べられ・・・。
次々に食べられるスリリングさ。
さて、ありこちゃんは助かるのでしょうか?
後半の展開はお見事です。
でもね、ちゃあんと素直に謝ることのできたありこちゃんの姿に
ちょっとした感動を感じました。
とんだ災難のくまきちのお母さんの対応も素敵です。
「道草くわないでまっすぐ帰りましょ。」というメッセージが伝わりますが、
今の時代はとてもリアリティがありますね。
でも、危険に遭ってもちゃあんと大声で叫ぶなど、
ありこちゃんの行動には拍手!かも知れませんね。
CAP(子どもへの暴力防止)のサブテキストにもいいかもしれませんね。